【栗東TC】有馬記念調教見学＆藤原英昭厩舎見学ツアー
皆様、新年あけましておめでとうございます
本年もこのトレセンブログでは栗東トレーニング・センターでの出来事等をどんどんお伝えしていきますので、ぜひチェックしてみてください
今回は昨年の12月21日（水）に行われました、有馬記念調教見学＆藤原英昭厩舎訪問ツアーについてのリポートをお送りいたします
当日は有馬記念の追い切り日ということでトレセン内はにぎやかな雰囲気に包まれている・・・
・・・はずだったのですが、この日は近年まれに見る大濃霧
栗東トレセンはにぎやかな雰囲気ではなく真っ白な霧に包まれてしまいました
普段はコース全体を見渡せるスタンドからでも調教が見えないという事態に
おそらくキタサンブラックが追い切っているであろう時間のコースです、本当に何も見えません
新聞記者や調教ＶＴＲもこの日の霧には悩まされ、各所で「濃霧により計測不能」という文字が見られました
調教見学を楽しみにされていたお客様もがっかりされていましたが、そんな状況を救う特別ゲストが参加してくださいました
有馬記念の希望の枠については「1枠1番がいいよね。勝ってるから。」と即答
その後は皆さんご存知のとおり、同日に行われた公開抽選で自ら１枠１番１を引き当てました
本当に神ってますね
その他にもオグリキャップ、ディープインパクトで勝った有馬記念のお話にファンの皆様も聞き入っていました
続いてきてくれたのはムスカテールに騎乗する中谷雄太騎手
２０１５年に美浦から栗東へ移籍してきた中谷騎手、2017年は自身の年明け初騎乗となったジュニアカップ（ＯＰ）をナイトバナレットで制しています
自身初となる有馬記念の騎乗について、「16頭、16人しか出ることのできないレースの中の1人のジョッキーとして選んでもらったことに対して感謝の気持ちを持って乗りたい」とのこと
また、中谷騎手の自己紹介の中で「ファンの財布に優しいジョッキー」という言葉がありました
人気薄の馬でも馬券になるために馬の持つ力を最大限に引き出す騎乗を心がけているとのこと
ブログを読んでくださっている皆様も、馬券を買うときに参考にしてみてはいかがでしょうか？
霧の中の調教見学の後はトレセンの施設見学へ
こちらはスタンド内にあるＧⅠの共同記者会見が行われるスペース
こちらは専用の部屋ではなく、記者が調教を見る部屋の一角で行っているんです
ホワイトボードには有力馬陣営へのインタビューの予定が書いてあります
上の写真にある椅子はルメール騎手が直前に座った椅子ということになりますね
見学途中で出会った藤岡康太騎手と記念撮影
こういったサプライズも調教見学ツアーの魅力のひとつです
施設見学の後はプレゼント抽選会
豪華プレゼントをかけてじゃんけん大会です
騎手のサイン入りグッズということもあり、じゃんけんにも熱が入ります
どんな物がプレゼントされたかは来てからのお楽しみです
そして今回のメインイベント藤原厩舎訪問へ
藤原調教師自らお出迎え
ストレイトガールのゼッケンと調教用の鞍を持っての登場
藤原英昭調教師は平成元年に星川厩舎で調教助手として自身のキャリアをスタートされ、2000年に自身の厩舎を開業されました。開業後は3度の最高勝率調教師をはじめとして多くの賞を受賞されています。ＧⅠレースにおいても2010年日本ダービー、2011年天皇賞（秋）を制したエイシンフラッシュやヴィクトリアマイルを連覇したストレイトガールを筆頭に合計で８勝を上げられている凄腕調教師です。
まずは質問コーナーということでお客様からの質問に答えていただきました
「活躍しているフランケル産駒について」の質問
藤原調教師からは「フランケル産駒は体形を見ても走る形をしている。見てると牡馬より牝馬のほうがいいのかもしれない。」とのこと
自身の管理馬でフランケル産駒のファヴォーラについても、その話しぶりから期待していることが伝わってきました
その他にも、クリプトグラムのお話や、競走馬の距離適正についてのお話など、競馬ファンにはたまらない話を藤原調教師自らお話いただきました
質問コーナーのあとには目の前まで馬を出して見せてくださいました
２頭とも昨年のマイルチャンピオンシップに出走したマイル戦線のトップクラスの馬です
そんな２頭のサプライズ登場にお客様も大興奮
馬を見せていただいた後は、藤原厩舎のある部屋に案内していただきました
入るとびっくり
一瞬ここが厩舎であることを忘れるくらいの綺麗な部屋です
勝ち取ったトロフィーや優勝レイなどがたくさん飾られています
至れり尽くせりの見学の最後には藤原厩舎オリジナルネックウォーマーとクッキーのプレゼントまで
最後は全員で記念写真
最初から最後までファンの皆様からのすべての質問に丁寧に分かりやすく教えてくださいました
なかには馬券を買う際に参考になる話もあり、競馬のことがもっと面白くなるようなお話ばかりで最高の厩舎訪問となりました
以上で有馬記念調教見学＆藤原厩舎訪問ツアーのリポートは以上となります
１月に入り、ますます寒さが厳しくなりますが、毎週末競馬場では寒さに負けない熱い戦いが繰り広げられています
みなさんもこの冬、競馬場の熱気を肌で感じに足を運んでみてはいかがでしょうか
