【栗東TC】有馬記念調教見学&安達昭夫厩舎訪問ツアー
こんにちは年の瀬になり、まさに「師走」という名にふさわしい忙しさになっています
冬も本格化し、非常に寒くなってきましたね
皆様の年末への準備はもうお済みですか?
さて、栗東トレセンでは有馬記念調教見学&安達昭夫厩舎訪問ツアーを行いました年内最後となった調教見学及び厩舎訪問となり、非常に豪華なツアーとなりました
まずは、恒例の調教見学からです今年の有馬記念も有力馬が揃い、年内最後の大レースにふさわしいメンバーとなりました
ブエナビスタを始め、ヴィクトワールピサ、トーセンジョーダン、トゥザグローリー、ローズキングダムの調教を見学時間中に見ることが出来ました
中でもブエナビスタが馬場を駆けていくと、お客様から歓声が上がりました
2009年、2010年の有馬記念は共に2着と惜敗が続いていますが、引退レースを有終の美で飾れるのでしょうか
さぁ、今年最後のサプライズゲストはどなたなのでしょうかまずは・・・
岩田康誠騎手です岩田騎手は、今年の調教見学ツアーに全て参加してくれました
有馬記念では、ご存知の通りブエナビスタのラストランをエスコートします
ジャパンカップの調教見学ツアーに来ていただいた時は、硬い表情だった岩田騎手。今回はいつも通りの笑顔で皆さんの前に登場してくれましたその点を伺うと、「やっと勝たせてあげることが出来たという安心感があります。天皇賞(秋)の時は、しっかりと騎乗していればという思いがありました。ジャパンカップでは責任感がより強くあったので、表情に出ていたのかもしれませんね。今回は勝って有馬記念に臨む事が出来るので、ワクワクしていますよ。」と非常に頼もしいコメントをいただきました
また、岩田騎手は福永祐一騎手と壮絶なリーディング争いをされていることでも注目されています(12月18日終了時点で、岩田騎手130勝、福永騎手129勝)この点について伺うと、「まだ2日あるので、有馬記念を勝ちリーディングを取ってウイニングランを決めたい。もしリーディングを取れなかったらブエナビスタの引退式は出ません(笑)」とリーディングに対しても、並々ならぬ闘志を感じました
最終日までもつれ込んだリーディング争いからも目が離せませんね
続きましては・・・
武豊騎手です有馬記念には、レッドデイヴィスで参戦が決まりました
今年のシンザン記念では、三冠馬オルフェーヴルに勝利している馬であり、期待が掛かります
有馬記念はやはり独特の雰囲気があるGⅠだそうで、「今もそうですが、騎手控え室の空気がいつもよりもピリッとしている感じがします。」と騎手の方々の生の声を伺うことが出来ましたまた、有馬記念に参戦されることに関しては、「今回は急遽参戦が決まったということで、いつもよりもテンションが上がりました
乗るからにはもちろん勝つ気で乗りますし、この馬も非常に走る馬なので、他の陣営にとっても不気味な存在でしょう。未知の能力がありますので、レースがとても楽しみですね。」と有馬記念への意気込みを語ってくれました
印象に残っている有馬記念はディープインパクトのラストランとなった有馬記念だそうで、その後の引退式も非常に心に残っているイベントなんだそうですオグリキャップ、ディープインパクトに続く3度目の優勝を目指される武豊騎手の手綱捌きに注目です
その後、施設見学を行い坂路スタンドに向かうためバスに乗車したところ、誰か乗られていますね…
高田潤騎手ですねこの上ないキメ顔で乗車されていますね
高田騎手にはバス内で坂路調教のタイムの見方についてアドバイスをいただきました
馬券の購入等の参考になるお話だったのではないでしょうか
また、松田博資厩舎の元所属騎手ということもあり、ブエナビスタの調教に乗ったこともあるという高田騎手。ブエナビスタの印象について聞いてみると、「見た目から言えば、そんなに走るようなイメージがないのだけど、レースになると本当にすごい馬ですね。軽自動車にフェラーリのエンジンが積んである様なイメージです。パドックはあまり参考にならないですよ(笑)」と、今度は馬券を買うときに悩んでしまうお話をされましたこれがまさに馬券を買う時の難しさと言えるでしょう・・・。
施設見学が終わった後は、いよいよ今回のメインイベント、安達昭夫厩舎訪問です
今回はエスポワールシチーの主戦騎手でもある佐藤哲三騎手にもお越しいただきました
安達調教師は騎手としてデビューをされ、調教助手を経て、1999年に調教師免許に合格、翌年開業されました2003年にチャクラで重賞初制覇をすると、2009年にはジャパンカップダートをエスポワールシチーで勝利し、中央GⅠ初制覇をされました
安達調教師のお父様が競走馬の飼料会社に勤めていたことがきっかけで、競馬の世界に進もうと思われたそうです調教師となられ経営者の立場となり、厩舎従業員の労務管理や騎乗依頼の調整などの苦労はあるそうですが、やはり管理馬が勝った時の喜びや安堵感は調教師ではないと味わえないというお話がありました。
また、ブリーダーズカップに参戦された際のお話や、その経験から得たものについてもお話をいただきました佐藤騎手は、「アメリカでは競走前に馬場を見せ、競走後にも馬場を見せます。変わっているなと思っていましたが、それを日本で実践したら競走成績が良くなった馬もいます。」と、お話いただきました
また、安達調教師からは、「初めてのことでしたが、現地のスタッフにも非常によくしていただき、貴重な経験が出来ました。またチャンスがあれば積極的に参加していきたいですね。」とこれからの海外参戦に意欲を燃やされていました
今回は先に集合写真を撮影しましたこの後、佐藤騎手はイベントがあるため大阪へ出発されました
非常にお忙しい中ありがとうございました
その後まもなく原付バイクの音が近づいてきました・・・。
この方は一体どなたでしょうか・・・?
何と佐々木晶三調教師がいらっしゃいました実はこのお二方は非常に仲が良く、いつも同じ場所でご自身の管理馬の調教を見ていらっしゃいます
また、6月に宝塚記念の調教見学時に佐々木厩舎を訪問しました
その繋がりもあり、今回厩舎にいらっしゃったそうです
安達調教師が有馬記念に出走を予定しているアーネストリーについて質問をされたところ、「状態は万全で、自信をもって送り出せます。」という非常に心強いコメントをいただきました
宝塚記念ではこのコメントを聞くことができ、優勝をしたアーネストリー
有馬記念の激走が楽しみですね
この後は、厩舎内を案内していただきました
こちらはデスペラードです今週の日曜日の10Rに出走します
お客様が通るたびに顔を出してくれて、ファンサービスに富んだ馬です
前々走2着、前走3着と惜しいレースが続いていますが、今年の終わりを勝利で飾れることが出来るでしょうか
この写真を撮られて誇らしげなのが、エスポワールシチーですこの写真を見ると、私には自分が一番綺麗に写る角度が分かっているような気がしてなりません(笑)お客様が前を通った時に、走って顔を出してくるなど、まだまだやんちゃ盛りな一面を見せていました
安達調教師も、「ニンジンをあげようとすると、手まで食べようとしてきますからね(笑)」と仰られていました
佐藤騎手のお話では、「気性が難しく、2、3歳までは馬との会話を大事にしようと調教をつけてきました。芝でも走ると思っていましたが、やはり精神面でうまくいかなくなり、小倉でダートを走らせて見ようという話になりました。すると予想以上に走り、これがダート転向のきっかけになりました。」とエスポワールシチーの成長過程のお話を伺うことが出来ました
この後プレゼント抽選会があったのですが、何とここでもサプライズ安達調教師と佐藤騎手から、お客様への少し早いクリスマスプレゼントがありました
中にはエスポワールシチーのポロシャツもあり、皆様非常に喜ばれていました
以上で有馬記念調教見学&安達昭夫厩舎訪問ツアーの日程は終了しました年内最後の大一番の有馬記念を制するのは一体どの馬でしょうか
大感動間違い無しのクライマックスを、ぜひお間違いなく
では皆様良い年末年始をお過ごし下さいね