【栗東TC】高橋成忠厩舎応援ツアー&天皇賞(秋)調教見学
こんにちは紅葉が始まり、いよいよ秋も深まってきたという今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか
栗東トレセンでは10月27日(水)に高橋成忠厩舎応援ツアー&天皇賞(秋)調教見学を行いました今回はそのイベントの模様をお送りしたいと思います
今回は6時からの調教見学ということで、辺りはまだ薄暗い中ですが、見学スタンドからは、ブエナビスタの追い切りを見ることが出来ました非常に速い脚を使って、お客様の前を駆け抜けていきました
さらに、今回もサプライズゲストにご登場いただきました
佐藤哲三騎手です
アーネストリーに騎乗した佐藤騎手今年に入って絶好調のアーネストリーとの名コンビについて伺いましたまた、佐藤騎手はエスポワールシチーと、アメリカで行われるブリーダーズカップクラシックに挑戦をしますアーネストリーとエスポワールシチーの調子を話してくれた佐藤騎手。ブリーダーズカップでも素晴らしい成績を挙げることを期待しています
さらに今回はもう一人サプライズゲストにお越しいただきました
小牧太騎手です
今回小牧騎手はキャプテントゥーレに騎乗しました2008年の皐月賞馬で、朝日チャレンジカップを2連覇している2000mには定評のある馬ですキャプテントゥーレの気合乗りや状態についてお話いただきました
さて、調教師やマスコミ関係者の方がいるスタンドや、坂路スタンドを見学した後はいよいよ本日のメインイベントである高橋成忠厩舎訪問です
高橋成忠調教師は、過去にはメイショウサムソン等の名馬を、また現役のメイショウバトラー、サンレイジャスパーといった長年活躍している馬を管理されている調教師ですまた、騎手時代には天皇賞(春)を制覇、リーディング騎手になるなど、関西屈指の名騎手として活躍されていました先日訪問させていただいた池江泰郎調教師と同じく、高橋調教師も来年2月で勇退をされます今回は高橋成忠厩舎訪問最後のチャンスということで、お客様も非常に盛り上がっておられました
上の写真は、メイショウサムソンが天皇賞を同一年に制覇した際の優勝レイです大変貴重な物を見せていただきましたこの後は、厩舎の中を案内していただきました
まずは、難波剛健騎手と、相棒のメイショウカーターのツーショットですメイショウカーターと非常に仲睦まじいですねメイショウカーターは終始カメラに興味津々でした
続きましては2007年の小倉記念を勝ったサンレイジャスパーです8歳とは思えない馬体をしていましたこれからも長い活躍を期待してしています
こちらはメイショウバトラーです今もなお現役のメイショウバトラー。芝・ダートの重賞両方を制覇しており、獲得した重賞の数はなんと10個という実力馬です10歳となった今も、南部杯で4着に入着するなどの活躍を見せているメイショウバトラーは、高橋厩舎に非常に縁の深い馬であると調教師は仰られていました。
メイショウバトラーの祖母に当たるメイショウエンゼル、母に当たるメイショウハゴロモは共に高橋厩舎の管理馬でしたそしてメイショウバトラーが産まれ、非常に長い期間活躍を見せています親子三代を管理してこられた高橋調教師は、「不思議と縁がある血統」だと仰られていました競走馬が産まれて来るまでの背景を知ることも、競馬の楽しみ方なのかもしれないですねちなみにメイショウサムソンとメイショウバトラーは昔お隣さん同士だったそうです
さて、恒例となりました(?)変わった癖を持つ馬の紹介ですこちらの馬はメイショウグラードといいますこちらの馬、見学の最中ずっと扉を噛んでいました厩務員の方が止めてもまた噛み始めました(笑)結局正面からの写真は撮れずじまいで終わってしまいました…この扉の何が気に入っているのか最後まで分からずじまいでした・・・
最後は厩舎前での集合写真を撮りました長く活躍する馬を育てるには、「目立たないがちょっと優れた部分を持つ馬がいて、次は勝つかも」が繰り返され、結果的に息の長い競走馬になるというお話でした
定年後は、馬の生産地の幼駒を見て回りたいという夢を語っていただけましたメイショウサムソンが種牡馬になってから会いに行っていないというお話だったので、その事についても楽しみにしているそうです
以上で今回の高橋成忠厩舎応援ツアー&天皇賞(秋)調教見学の日程は全て終了いたしました調教師や騎手の生の声を聞けるという貴重な時間を今回も体験できたのではないかなと思いますまだまだGⅠシーズンも続き、栗東トレセンでも調教見学ツアーを計画していきますので、どうぞお楽しみに