【栗東TC】馬に親しむ日
こんにちは
段々と夜も涼しくなり、秋の足音を感じるようになった今日この頃
皆様いかがお過ごしでしょうか
中央競馬におきましても、有力馬がG1に向けて始動し、ますますの盛り上がりを見せています
今回のトレセンブログは、9月19日(祝・月)に行われた「馬に親しむ日」についてお伝えします
毎年多くのファンの方々に来場していただいてる本イベント
今年は台風の影響で屋外での開催が危ぶまれましたが、例年通り実施することができました
とはいえ、朝から雨が降ったり止んだりしているなか、どれだけのお客様が来場してくださるのかという不安も
しかし、そんな不安を吹き飛ばすほどの長蛇の列
今年も開場から多くのお客様にご来場いただきました
ターフィー君とキティちゃんも来場者をお出迎え
まずはオープニングトーク
司会は競馬ファンにはおなじみ、講談師の旭堂南鷹さんと「タートピッ!」リポーターの山口美香さん
浜中俊騎手,荻野琢真騎手もMCとしてトークを盛り上げてくださいました
この「馬に親しむ日」では、ポニー体験、乗馬体験、馬車試乗、ポニー撮影会等、馬と触れ合うことが出来るイベントが目白押し
小さなお子様も馬に乗ることが出来るんです
こちらは乗馬のお手伝いをしてくれていた騎手候補生の服部寿希くん、西村淳也くん、木村和士くんの3名です
3人とも来場者の多さに驚きながら、終始ファンの方と楽しそうにお話していました
騎手としてのファンサービス精神を学ぶ絶好の機会となったようです
馬車試乗コーナーでは、荻野琢真騎手、旭堂南鷹さん、山口美香さんもこの笑顔
角馬場ではトリックホースショーやアンダルシアンホースショーも行われました
まずはトリックホースショー
2本足で歩いたり
小さな台に上ったり
曲芸のような一つ一つの動きに対して子供たちからは大きな歓声が上がっていました
アンダルシアンホースショーでは、馬が揃ってお辞儀する姿も
人馬一体となった動きから、馬の賢さを感じることが出来ますね
その後には日本の伝統馬事芸能「チャグチャグ馬コ」
岩手県で催されている馬をねぎらうお祭りです
「チャグチャグ」とは練り歩くときに鳴る鈴の音を表した言葉で、このチャグチャグ馬コの音は「残したい日本の音風景100選」にも選ばれているそうなんです
今回のイベントでもその鈴の音や馬の着ている豪華な衣装から、チャグチャグ馬コの勇ましさや神々しさを感じることが出来ました
JRAのHPでもチャグチャグ馬コはもちろん、様々な日本の伝統馬事芸能を紹介しています
興味を持った方はぜひその映像もチェックしてみてくださいね
お次はポニー競馬
JRAの騎手がポニーに騎乗して競馬をするという、競馬ファンにはたまらない内容です
2人の騎手でチームを組み、リレー方式での競走を行いました
それでは出場騎手の紹介です
②ドリームスター:荻野極騎手・義英真騎手
③オオタニハヤテ:坂井瑠星騎手・松若風馬騎手
ファンファーレも鳴り響き気分はG1レース
ポニーとはいえ目の前を駆けていく姿は迫力満点
ラチ沿いで脚を溜めていた①ブラックピットがゴール前でグイっと伸びて1着
2着はオオタニハヤテ、3着がドリームスター
来場者にはそれぞれ単勝・馬単を予想していただき、的中した方にはプレゼントということで、本物の競馬さながらの盛り上がりとなりました
優勝した森裕太朗騎手・鮫島騎手には来場者から選ばれたプレゼンターの方より、トロフィーが贈呈されました
続いてこちらはジョッキー売店
まずは毎年「上手すぎる」として話題になっている岩田康誠騎手の焼きそばづくり
本人に話を聞くと、「こんなの簡単やで」と頼もしい一言
その言葉通り、今年も多くのお客様に囲まれながら素晴らしいヘラさばきを見せていました
また、お客様からの写真のリクエストにも、高田潤騎手と一緒にお茶目なポーズで対応
毎度のことながら神対応の岩田騎手と高田騎手でした
岩田騎手の後を継いで焼きそばを焼いていた森裕太朗騎手からも「没頭できるから楽しいですね」とのコメント
はじめは慣れない焼きそばづくりに戸惑っていましたが、しばらくすると本人から「コツをつかんだ」宣言
騎手の皆さんは手先が器用なのかもしれませんね
いつも競馬場で応援している騎手が目の前で調理してくれるとあって、終日大盛況のジョッキー売店となりました
続いて紹介するブースは「馬のクツ屋さん」
こちらは馬には欠かせない蹄鉄を使ったゲームやコースターづくりを行うコーナーです
こちらは「スマートボール」といって、装蹄師の職員製作のオリジナルゲーム
成功されたお客様にはJRAグッズやハート形の蹄鉄などをプレゼントということで非常に盛り上がっていました
蹄鉄を使ったコースターも子供たちに大人気
それぞれ好きなターフィースタンプを押して、自分だけの蹄鉄コースターを作っていました
続いては「馬のお医者さん」
こちらは栗東トレーニング・センターの獣医職員が競走馬の治療について説明していました
実際に馬の体に触れたり、聴診器を使って馬の心臓の音を聞くことができるとあって、皆様大興奮の様子
体験を終えた子供たちからは「お馬さんすごくあったかかった」という声もあり、肌で馬について知ることができたイベントとなったようでした
お次は体験木馬
ここで体験できるのは騎手が普段の騎乗フォームを確認したり、トレーニングに使用している可動式の木馬
本物の競走馬のように首が上下に動き、騎手の「追う」動作が出来るようになっているんです
木馬とはいえ非常にバランスをとるのが難しいのですが、中にはきれいなフォームで乗っている子も
横で見ていた藤懸貴志騎手も「将来のジョッキーだな」と感心していました
午後には競馬ブックの牟田記者、山田記者による神戸新聞杯、オールカマー、そして大注目の凱旋門賞のレース展望
お二方のお話では、先日行われたニエル賞(GⅡ)を踏まえたうえで「マカヒキは十分にチャンスがある」とのこと
今年から日本でも凱旋門賞の勝馬投票券を発売するとあって、ファンの皆様も熱心に聞き入っていらっしゃいました
凱旋門賞の情報については、JRAのHP内の海外競馬のページもチェックしてみてくださいね
最後はターフィー君とキティーちゃん、さらに藤懸騎手と小崎騎手のお見送りでイベントは終了となりました
この馬に親しむ日は、普段なかなか触れ合うチャンスのない馬や騎手の方々を身近に感じることとが出来るイベントです
本年度もあいにくの天気の中にもかかわらず、多くのお客様に来場していただき非常に活気のあるイベントとなりました
今後も栗東トレーニング・センターではG1調教見学ツアー等、競馬を身近に感じていただけるようなイベントの開催を予定していますので、皆様のご応募心よりお待ちしております
今週末のスプリンターズステークスからいよいよ秋のGⅠ戦線が始まります
また同日の凱旋門賞からは海外競馬の勝馬投票券の発売が開始となります
これからどんどん盛り上がっていく競馬、皆様もぜひ注目してくださいね