【美浦TC】今週はWSJS&JC!!
みなさん、こんにちは
いよいよ日曜日は、今年で第30回を迎えるジャパンカップ(JC)
その前に…前日の土曜日は、今年で24回目を迎えるワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)
なんと初めて東京競馬場で行うので、世界の名手の卓越した技を関東で観戦できるんです
出場するジョッキーは11月15日(月)に発表されましたが、みなさんチェックは済みましたか?
今年のWSJSは土曜日に合計3レースにわたり「日本と世界のトップジョッキーの熱い闘い」が繰り広げられます。
11月24日(水)には騎乗馬が決定ー
凱旋門賞では『ワークフォースvsナカヤマフェスタ』、エリザベス女王杯では『スノーフェアリーvsアパパネ』で競い合ったR.ムーア騎手と蛯名正義騎手、今度はこの舞台でどんなレースを繰り広げるのか??
関東からは蛯名騎手のほか、今年のダービーを制した内田博幸騎手、WSJS初参戦の松岡正海騎手が参加
エクセレントでプロミネントでファンタスティックなレースをお楽しみに
みなさん、東京競馬場で会いましょう~
【栗東TC】マイルチャンピオンシップ調教見学&中竹和也厩舎訪問ツアー
こんにちは朝晩の冷え込みが厳しくなってきました皆様体調には十分に気をつけて下さいね
さて栗東トレセンでは、11月17日にマイルチャンピオンシップ調教見学&中竹和也厩舎訪問ツアーを実施しました今回は、立命館大学の競馬サークルの皆様に参加いただきました
まずは、調教見学です
開始時間が遅かったので、あまり調教の様子は見れませんでしたが、調教時の雰囲気を味わっていただけたと思います
この後は、場所を渡して調教施設の見学を行いましたなんとそこでサプライズイベントが…
佐藤哲三騎手に会うことが出来ましたエスポワールシチーと共に、アメリカで行われたブリーダーズカップクラシックの激闘を終えて帰ってこられた佐藤騎手。まだ時差ボケが治らないとのお話ですが、精力的に調教騎乗を行っていました「仮に馬券を外してしまっても、この馬券を買ってよかったと思ってもらえる騎乗をしたい。」というお話でした。これからも素晴らしい騎乗を見せていただきたいですね
続きましては・・・、
C.ルメール騎手にも会うことが出来ましたマイルチャンピオンシップでは、昨年の同レース3着のサプレザに騎乗をしました。またジャパンカップでは、昨年の同レース2着であったオウケンブルースリに騎乗予定とのことオウケンブルースリについては、昨年ハナ差での敗戦だったので、今年はぜひ勝ちたいという意気込みを語っていただきましたちなみに、ルメール騎手は昨年のジャパンカップをウオッカ騎乗で勝利しています果たして2連覇なるのでしょうか注目ですね
さらにさらに・・・、
M.デムーロ騎手にもご登場いただきましたマイルチャンピオンシップではトゥザグローリーに騎乗をしましたちなみに、デムーロ騎手は日本語がとても上手です簡単な日本語の質問に対しては、日本語で答えられていました(イントネーションも完璧です)
また、ファンサービスにも協力していただき、皆さん気さくに写真撮影に応じてくれましたとても豪華なサプライズイベントに、参加者の皆様は盛り上がっていました
その他、坂路スタンド等を見学したあとは、いよいよ中竹厩舎訪問の時間です
中竹和也調教師は1998年に厩舎を開業され、昨年のNHKマイルカップをジョーカプチーノで勝利し、GⅠ制覇を果たしました元騎手である中竹調教師には、騎手と調教師の違いなど多岐に渡り、お話いただきましたその中で、騎手は、プロスポーツ選手として自分との戦いになり、調教師は経営者としての管理が戦いとなるというお話を伺いました調教師と騎手では、同じ競馬に携わる職業ですが、全く異なる職種ということが分かりました。学生の皆さんも非常に熱心に聞き入っていました
さて、お話の後は厩舎の中を案内していただきましたなお、現在中竹厩舎には今年調教師試験に合格した元騎手の角田調教師が修行されています中竹調教師と共に、厩舎の中を案内していただきました
まずは、ダコールからですこの馬はデビュー前にケガをしてしまい、デビューが危ぶまれましたが、いざレースに出るとあっさり新馬戦を勝利しました非常に高い能力を持っていますね今後にも期待できます
続きましては、アスターポメリーですこの馬はゲートが嫌いということで、少しでもせまい空間に慣らせるために、工夫をされた馬房の中に入っています飼葉を食べるためには、壁と畳で狭くなった空間に入らなければ食べられない仕組みになっています。この効果で、最近はゲートに行っても前ほど嫌わなくなったそうです
さて、いよいよのジョーカプチーノですマイルチャンピオンシップに藤岡康太騎手とのコンビで出走しましたジョーカプチーノは普段はおっとりとしていて素直な馬なのですが、いざ走り出すとブレーキがかからないぐらい走るという2面性を持つ馬なんだそうです
さてさて、恒例のちょっと変わった馬シリーズです(笑)
この馬はアンダーカウンターといいます特に変わった癖を持っている馬はないのですが、ずーっと遠くを見ていました・・・お客様が前を歩いたり手を振ったりするのですが、華麗にスルー・・・(笑)たまにこっちに興味を持ってくれましたが、少し時間が経つと、また遠くを見ていました・・・(笑)ただ、競馬場で遠くを見ている馬は、それだけ気持ちに余裕を持っているということなので、走る確率が高いというお話も聞きました
厩舎の案内が終わった後は、集合写真をパチリ
中竹、角田両調教師は非常に気さくにいろいろなお話をして下さいましたディープ産駒は繁殖牝馬によって体つきが違うかもしれないなど、興味深いお話を伺えました
以上で本日のツアーは終了・・・といいたいところですが、今回は最後にもう1つ、スペシャルなイベントを行いましたそれは・・・
坂路馬場経験
ウッドチップを敷き詰めた全長1,085mあるうちの100mだけですが、経験してもらいました競走馬の気持ちを分かっていただけたのではないでしょうか
栗東トレセンではこれからもお楽しみいただけるイベントを提供していきたいと考えていますので、皆様奮ってご応募ください
栗東トレセンでは、12月22日に有馬記念調教見学&長浜 博之厩舎訪問ツアーを行います皆様の多数のご応募をお待ちしております
【栗東TC】ジャパンカップダート調教見学&松田国英厩舎訪問ツアー
こんにちは今年もあと1ヶ月となり、非常に忙しい時期になってきていますね体に気をつけて仕事を行っていきたいですね
栗東トレセンでは、ジャパンカップダート調教見学&松田国英厩舎訪問ツアーを行いました今回はその模様をお送りしたいと思います
今回、少し遅めのスタートということもあり、有力馬の調教は程々しか見れませんでしたが、サプライズゲストは非常に豪華な方々でしたまずは・・・
武豊騎手です先日のジャパンカップで、GⅠ制覇を果たし、23年連続で中央のGⅠ制覇という偉業を成し遂げましたこの記録は果たしてどこまで伸びていくのでしょうか非常に期待をしてしまいますね
また、ジャパンカップの勝馬であるローズキングダム、また今回訪問させていただく松田国英厩舎に在厩していたクロフネについて語っていただきましたローズキングダムは本当に素直で乗りやすい馬で、有馬記念も期待していてくださいというお話でしたまた、クロフネについては、あの馬は本当に「強い」馬で、あのような馬はなかなかいないとも仰っていました
さらにさらに・・・、
岩田康誠騎手です2ヶ月ほどの休養を経て、11月初旬に復帰を果たした岩田騎手。そして先々週行われたマイルチャンピオンシップで、エーシンフォワードとのコンビで見事GⅠを制覇しました復帰からおよそ2週間でGⅠ制覇は本当にすごいですねジャパンカップダートではラヴェリータに騎乗予定ということで、マイルチャンピオンシップの時と同様、好騎乗を期待してしまいますね
さて、調教師の方やマスコミ関係の方がいるスタンド、坂路スタンドを見学の後はいよいよ松田国英厩舎訪問です
お客様に対して意気込み、特に管理馬から種牡馬を誕生させること、そしてその仔をまた管理していくことの意欲を語っていただきましたまた、今後は厩舎の人材育成がより重要になるという考えを教えていただきましたこれまでにも、松田国英調教師は数々の調教師を育成されてきました厩舎全体として、非常に活気がある厩舎だという印象を受けました
さらに、管理馬を多く見せていただきまして、馬体や、距離適正の解説までしていただきましたまずは・・・
ダノンシャンティですNHKマイル優勝後、骨折が判明し長期休養をしているダノンシャンティ。松田国英調教師いわく、「マイルを走る馬体としては理想的な体つき」だそうです近々復帰予定のダノンシャンティ。復帰直後の好走をぜひ期待したいですね
ダノンシャンティは来年イギリスのニューマーケットへの遠征を視野に入れており、海外から管理馬の情報を発信して、より日本の競馬を盛り上げていきたいという素晴らしい意気込みを語ってくださいましたダノンシャンティの世界規模の活躍を期待したいですね
こちらは、ザサンデーフサイチですダノンシャンティと比較してみると、体全体が長く、重心からの各々のパーツが長いことがお分かりいただけるでしょうか?このような馬体の馬は、長距離が得意な馬が多いそうです
ちなみに、背中におがくずのようなものがついていますが、これは馬房(馬の部屋)の中の敷料です馬房の中に戻り、リラックスをする馬は寝転がり、その時に付いたものなんだそうですどこかが痛かったりする馬は、寝転がらないそうなので、その点からも体調の良し悪しが分かるそうです
ヴィジャイです父のディープインパクトと違って、500kg近くあります写真からも分かるようにアバラ骨が浮き出ていて、仕上がりが良好なことが分かります前走は残念な結果に終わってしまいましたが、今後の走りに注目です
続きましては、ベルシャザールです前向きな性格をしていて、「勝ちたい」という気持ちを非常に強く持った馬なんだそうですただ、その気持ちが空回りしてしまうこともあるそうで、その気持ちをいかに我慢させて爆発させることが出来るかが今後の課題なんだそうです
こちらはダノンハローです4戦して2着2回と惜しいレースが続いていますしかし、能力の高さは感じられ、また性格もどっしりしていて、私たちの前を歩いているときもしっぽを「の」の字に回しながら歩いていましたこれは、リラックスしながら歩いている証拠だそうです
モンテクリスエスです2009年のダイヤモンドステークスの勝馬で、この時のタイムはレコードタイムとして、今尚破られていませんこの次は、ステイヤーズステークスに出走予定なんだそうです長距離の実力馬として、今まで以上の活躍を期待したいですね
最後は、マスターアポイです父にタニノギムレットを持つこちらの馬、上記に紹介した馬とは異なり、お腹が比較的大きな形をしています。祖父のブライアンズタイムの血が強く出ているらしく、このような形をしている馬は、芝・ダート共に走れる馬体なんだそうですまだデビューはしていませんが、これからに期待が持てそうな馬ですね
この他様々な知識を教えて頂きました重心から各パーツが離れている馬は長距離に適正を持つ馬が多い、重心が低い馬はダート適正を持つ馬が多いなど、馬を見るときも様々な視点で観察することが重要だということが分かりました
最後には、恒例の集合写真です
本当に参考になるお話をたくさん聞くことができ、お客様も満足されたのではないでしょうか11月29日現在で、JRA通算391勝を挙げられていますが、そのうちの50勝が重賞勝利という凄まじい数字を記録していますこれからも、松田国英厩舎から目が離せませんね
以上で、ジャパンカップダート調教見学&松田国英厩舎訪問ツアーの日程は終了しました今年も残すところあと1ヶ月ぜひ年内最後まで競馬をお楽しみ下さい
栗東トレセンでは、12月22日に有馬記念調教見学&長浜 博之厩舎訪問ツアーを行います皆様の多数のご応募をお待ちしております
【栗東TC】新規調教師合格発表
こんにちは朝晩の冷え込みが非常に厳しくなってきましたね
12月9日に、平成23年度の調教師免許試験合格者発表が行われました今年は合計7名の合格者となり、3名が栗東所属となりました。
写真は、左から今野貞一さん、高橋義忠さん、吉村圭司さんです非常に狭き門であった調教師試験を突破された3名に、報道陣からは多数の質問が寄せられました
今野さんは大久保調教師や宮本調教師のもとで調教助手として経験を積まれています調教助手として働いているうちに、自分なりの馬づくり、厩舎づくりを行いたいという考えが芽生え、調教師になる道を選ばれたそうですお世話になった両調教師を超える調教師になることが目標だそうですまた印象深い管理馬として、カペラステークスに出走のニシノコンサフォスの名前が挙がりました。10歳となった今も、重賞戦線で活躍する馬ということで印象に残っているそうです
高橋さんは、吉岡調教師、高橋成忠調教師のもとで調教助手とし経験を積まれています調教師を目指そうと思った理由や目標は、父親である高橋成忠調教師の影響が大きいというお話でしたまた、志望動機としては、イギリスのニューマーケットで、プレスコット調教師の指導を受けたこと、また目標としては調教師試験の際にお世話になった角居調教師のような調教師になることも目標だそうですまた、印象深い馬としては、凱旋門賞に出走したメイショウサムソンということでした。やはり海外に挑戦した馬ということで印象深いそうです
吉村さんは、飯田明弘調教師、池江泰寿調教師のもとで、調教助手として経験を積まれていますその中で自分の考えで調教方法や飼養管理を行い、強い馬を作っていきたいという考えを持たれる様になったそうです吉村さんも、お世話になった両調教師を超える調教師になることが目標だそうです印象深い管理馬は、池江泰寿厩舎に初のGⅠタイトルをもたらしたドリームジャーニーということでした
今野さんは、「1頭1頭が堅実で安定した成績を残せるような馬づくりをして、ファン・馬主の方々に喜んでいただけるよう努力し、厩舎従業員が明るく楽しく働ける厩舎づくりをしていく」という抱負を
高橋さんは、「競馬サークルに関わる方々が、それぞれの立場で満足いただける厩舎を作っていき、メイショウサムソンが果たせなかった凱旋門賞制覇を達成し、父に恩返しをする」という抱負を
吉村さんは、「厩舎としての土台をしっかり作り、大きなレースにも出走できるような馬をつくり結果を出していく」という抱負を
それぞれ語っていただきました
これから、新規調教師は開業までを技術調教師として、トレセン内の厩舎で研修を行いますぜひ応援してくださいね
【美浦TC】有馬記念調教公開
12月22日(水)、美浦トレセンでは、年内最後の調教公開である「有馬記念調教公開&厩舎見学ツアー」を行いました
参加された皆様は、最初の見学場所の南調教スタンドに到着するなり、朝一番で追い切りを行ったペルーサを見ることができました是非、美浦トレセンにグランプリレース優勝を持ち帰ってきてほしいですね
途中ゲストには、美浦トレセンの歴史に残る名ジョッキー、岡部幸雄さんが登場してくれました!
岡部さんは、司会のフリーアナウンサー白川次郎さんとのトークから始まり、お客様からの質問には気さくに答えてくださったり、最後には一人一人と写真撮影やサインをしてくださいました
有馬記念ならではのプレミアムなゲストでした
さて、南調教スタンドでの調教見学を終えた後は、坂路タワー、馬運車、スイミングプールと美浦トレセンの各施設の見学です
この頃になると雨もすっかり止み、眩しい日差しとこの季節にしてはポカポカの陽気の中、見学することができましたよ
そして、イベントの最後はお待ちかね、厩舎見学の時間です
私は斎藤厩舎の班に同行してきました
厩舎スタッフの皆さん総出で馬房にいる競走馬の紹介や競走馬たちが食べているエサの説明などをしてもらいました
斎藤厩舎ではオリジナルの飼料をつくっているなど様々な工夫をしていることがわかりましたよ
最後は「いつでも厩舎に来てください!」との斎藤調教師の力強いお言葉とともに、斎藤厩舎オリジナルキャップをプレゼントして、見学は締めくくられました
さてこれで年内のトレセンブログ(美浦)の更新は終了ですが、来年も美浦トレセンでは調教公開を始め様々なイベントを実施し、トレセンブログでもどんどん紹介していきたいと思います
こうしたイベントの情報はJRAホームページで順次アップしておりますので、是非少しでも興味があればご応募してください
職員、厩舎関係者一同、美浦トレセンへのご来場を心よりお待ちしております
それでは良いお年を