【栗東TC】ジャパンカップダート調教見学&松田国英厩舎訪問ツアー
こんにちは今年もあと1ヶ月となり、非常に忙しい時期になってきていますね体に気をつけて仕事を行っていきたいですね
栗東トレセンでは、ジャパンカップダート調教見学&松田国英厩舎訪問ツアーを行いました今回はその模様をお送りしたいと思います
今回、少し遅めのスタートということもあり、有力馬の調教は程々しか見れませんでしたが、サプライズゲストは非常に豪華な方々でしたまずは・・・
武豊騎手です先日のジャパンカップで、GⅠ制覇を果たし、23年連続で中央のGⅠ制覇という偉業を成し遂げましたこの記録は果たしてどこまで伸びていくのでしょうか非常に期待をしてしまいますね
また、ジャパンカップの勝馬であるローズキングダム、また今回訪問させていただく松田国英厩舎に在厩していたクロフネについて語っていただきましたローズキングダムは本当に素直で乗りやすい馬で、有馬記念も期待していてくださいというお話でしたまた、クロフネについては、あの馬は本当に「強い」馬で、あのような馬はなかなかいないとも仰っていました
さらにさらに・・・、
岩田康誠騎手です2ヶ月ほどの休養を経て、11月初旬に復帰を果たした岩田騎手。そして先々週行われたマイルチャンピオンシップで、エーシンフォワードとのコンビで見事GⅠを制覇しました復帰からおよそ2週間でGⅠ制覇は本当にすごいですねジャパンカップダートではラヴェリータに騎乗予定ということで、マイルチャンピオンシップの時と同様、好騎乗を期待してしまいますね
さて、調教師の方やマスコミ関係の方がいるスタンド、坂路スタンドを見学の後はいよいよ松田国英厩舎訪問です
お客様に対して意気込み、特に管理馬から種牡馬を誕生させること、そしてその仔をまた管理していくことの意欲を語っていただきましたまた、今後は厩舎の人材育成がより重要になるという考えを教えていただきましたこれまでにも、松田国英調教師は数々の調教師を育成されてきました厩舎全体として、非常に活気がある厩舎だという印象を受けました
さらに、管理馬を多く見せていただきまして、馬体や、距離適正の解説までしていただきましたまずは・・・
ダノンシャンティですNHKマイル優勝後、骨折が判明し長期休養をしているダノンシャンティ。松田国英調教師いわく、「マイルを走る馬体としては理想的な体つき」だそうです近々復帰予定のダノンシャンティ。復帰直後の好走をぜひ期待したいですね
ダノンシャンティは来年イギリスのニューマーケットへの遠征を視野に入れており、海外から管理馬の情報を発信して、より日本の競馬を盛り上げていきたいという素晴らしい意気込みを語ってくださいましたダノンシャンティの世界規模の活躍を期待したいですね
こちらは、ザサンデーフサイチですダノンシャンティと比較してみると、体全体が長く、重心からの各々のパーツが長いことがお分かりいただけるでしょうか?このような馬体の馬は、長距離が得意な馬が多いそうです
ちなみに、背中におがくずのようなものがついていますが、これは馬房(馬の部屋)の中の敷料です馬房の中に戻り、リラックスをする馬は寝転がり、その時に付いたものなんだそうですどこかが痛かったりする馬は、寝転がらないそうなので、その点からも体調の良し悪しが分かるそうです
ヴィジャイです父のディープインパクトと違って、500kg近くあります写真からも分かるようにアバラ骨が浮き出ていて、仕上がりが良好なことが分かります前走は残念な結果に終わってしまいましたが、今後の走りに注目です
続きましては、ベルシャザールです前向きな性格をしていて、「勝ちたい」という気持ちを非常に強く持った馬なんだそうですただ、その気持ちが空回りしてしまうこともあるそうで、その気持ちをいかに我慢させて爆発させることが出来るかが今後の課題なんだそうです
こちらはダノンハローです4戦して2着2回と惜しいレースが続いていますしかし、能力の高さは感じられ、また性格もどっしりしていて、私たちの前を歩いているときもしっぽを「の」の字に回しながら歩いていましたこれは、リラックスしながら歩いている証拠だそうです
モンテクリスエスです2009年のダイヤモンドステークスの勝馬で、この時のタイムはレコードタイムとして、今尚破られていませんこの次は、ステイヤーズステークスに出走予定なんだそうです長距離の実力馬として、今まで以上の活躍を期待したいですね
最後は、マスターアポイです父にタニノギムレットを持つこちらの馬、上記に紹介した馬とは異なり、お腹が比較的大きな形をしています。祖父のブライアンズタイムの血が強く出ているらしく、このような形をしている馬は、芝・ダート共に走れる馬体なんだそうですまだデビューはしていませんが、これからに期待が持てそうな馬ですね
この他様々な知識を教えて頂きました重心から各パーツが離れている馬は長距離に適正を持つ馬が多い、重心が低い馬はダート適正を持つ馬が多いなど、馬を見るときも様々な視点で観察することが重要だということが分かりました
最後には、恒例の集合写真です
本当に参考になるお話をたくさん聞くことができ、お客様も満足されたのではないでしょうか11月29日現在で、JRA通算391勝を挙げられていますが、そのうちの50勝が重賞勝利という凄まじい数字を記録していますこれからも、松田国英厩舎から目が離せませんね
以上で、ジャパンカップダート調教見学&松田国英厩舎訪問ツアーの日程は終了しました今年も残すところあと1ヶ月ぜひ年内最後まで競馬をお楽しみ下さい
栗東トレセンでは、12月22日に有馬記念調教見学&長浜 博之厩舎訪問ツアーを行います皆様の多数のご応募をお待ちしております