騎手課程卒業生の記念植樹(その①)21期

毎年、2月の卒業式の日に騎手課程を終えた若者がここで学んだ標として行う記念植樹。
 1984年に卒業した1期生より四半世紀にわたり行われているもので、学校内狭しと、彼らの成長を示すように樹は育ち、中には四季折々に季節の果実を実らせるものもあります。

 現在は、2005年に卒業した第21期生(大野・小島一・佐藤聖・鮫島・塚田・中村将の6名)が植えた「ブルーベリー」が、実を付けだしました。

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 この樹を見ると、一昨年6月24日の落馬事故で負傷し、郷里の函館で懸命のリハビリを行っている塚田騎手の一日も早い回復を祈らずにはいられません。

 ところで、最近訓練を終えた生徒が、やたらこの樹の前に群がっているように見えますが、気のせいでしょうか??(このコ-ナーは不定期で続く予定です)

やるときはやる?大江原圭騎手(騎手課程第24期生)初勝利!

越後で真夏に桜が咲きました!
 25期生全員の初勝利に一息ついていましたが、一人忘れていました。24期卒業生で勝ち星のなかった大江原圭騎手が、26日の新潟競馬4R(障害戦)で⑥キングアーサーに騎乗し1着となり、デビュー1年5ヶ月にしてようやくの初勝利を達成しました。
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本人の喜びの声はこちら

 今年から関東所属となり、障害戦を中心にまずますの成績を残し、初勝利近しの予感はあったからね。「ゼロ」と「1勝」は随分違うので、自信を持ってこれからも騎乗して欲しいものです。

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 同期の伊藤工真騎手にプラカードを持ってもらってのセレモニー。工真も随分オトナになったな(というか、髪が伸びたな)。札幌で活躍中の三浦皇成騎手を加え、騎手課程24期卒業生は、学校時代、技術的に遜色のない3人です。今後もライバルとして切磋琢磨(工真?)してもらいたいと思います。

8月5日の鎌ヶ谷ファイターズタウンは「JRA競馬学校デー」

 競馬学校は、8月5日(水)にファイターズスタジアム鎌ヶ谷)で行われるプロ野球イースタンリーグ公式戦『北海道日本ハムファイターズ』対『東京ヤクルトスワローズ』戦当日に、『JRA競馬学校デー』と題した各種イベントを行います。

 

 このイベントは、ブログをいつもご覧の皆さまにはお馴染みでしょうが、競馬学校の近隣に所在し、一流のプロアスリートを育成するという同じ目的の下で友好関係にある北海道日本ハムファイターズ(ファーム)に協賛し、2年前から実施しているものです。(その他騎手課程生徒の練習・試合見学や、生徒と新人選手との交流会等を実施しております)

 ファイターズの「カビー」とJRAの「ターフィー」のマスコット競演、そして「ボールホース」(試合で使用するボールをミニチュアホースが主審に届けます)が試合を盛り上げます。皆さまお誘いあわせのうえ、鎌ヶ谷ファイターズスタジアムにお越しください。(写真は昨年の模様です。)

北海道日本ハムファイターズからのお知らせはこちら(公式HP)

昨年の競馬学校デーの模様はこちら競馬学校ブログ) 

さて、今週の週刊Gallop(サンケイスポーツ)では、「次代を担う顔、顔、顔 U22ジョッキー大集合」と題して、主に、競馬学校騎手課程第21期卒業生以降の若手騎手にスポットを当てた特集記事が掲載されています。松山弘平(25期)、國分兄弟(優作・恭介:25期)、伊藤工真(24期)、藤岡康太(23期)、そして三浦皇成(24期)らが続々登場していますよ。

 

 月曜日発売の雑誌なのに、ご紹介が遅くなりましたが、このブログをいつも見ていただいていて、まだご覧でない方は見ないと後悔しますよ!?

騎手課程第27期生 厩舎実習調教師との対面式

競馬学校の騎手課程は3年制ですが、カリキュラムは「基礎課程」と「実践課程」の2つに大別しており、厳密には「○年生」という区別はしておりません。
 昨年4月に入学した
27期生7名は、本年9月初旬までの「基礎課程」を終えると、「実践課程前期」として栗東美浦の両トレセンでの厩舎実習(約1年間)に進むこととなります。9月8日(火)からが実習となるわけですが、これに先立ち、実習先の調教師・ご家族と生徒・保護者との顔合わせ行事として「対面式」を行いました。

 まずは昼食会。生徒それぞれがお世話になる調教師さんに向け、ご挨拶と抱負を述べました。
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「ひと鞍ひと鞍を大事に乗り、馬に合わせた騎乗を身につけたい」。「現役の競走馬に乗れる貴重な機会を生かしてどん欲に色々と吸収したい」。「向上心、愛馬心をもって人間性も磨いていきたい」。

 これを受けて、預かる側の調教師さん方からも、「信頼されるジョッキーになれるよう、サポートさせていただきたい」。「親御さんの期待にも応えられるようにしたい」。「この世界は本人の頑張り以外に上がっていく方法はないので、今まで以上に努力してほしい」。といった声が聞かれました。

 次は会場を走路に移しての騎乗供覧。
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1年後、更に逞しくなって帰ってきてもらいたいですね。

 厩舎にて、騎乗供覧終了後のひとコマです。
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 藤澤和雄調教師は、「今回で生徒を預かるのは5人目(過去の4人はわかりますか?)。競馬学校の生徒を預かることは、本人の教育が第一ですが、厩舎スタッフの教育にも役立つ。ぜひ厩舎の活力になってもらいたいですね」。

鎌ヶ谷ファイターズタウンのJRA競馬学校デー

8月5日(水)鎌ヶ谷ファイターズタウンでのイースタンリーグ公式戦「北海道日本ハムファイターズ東京ヤクルトスワローズ」戦に協賛した「JRA競馬学校デー」今年で3回目となりましたが、本来は、生徒の施設・試合見学でお世話になりっ放しのファイターズさんへのお礼として何かできないか?ということで始めたイベントであります。
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bell 競馬学校紹介コーナー
 今年はポニー・ミニチュアホースの供覧や訓練用木馬の試乗に加え、わかりやすいパネルを制作し、展示しました。
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baseball 開門時
 開門前からかなりの行列ができ、先着100名様に準備したJRAグッズは瞬く間に配布終了になりました。グッズは騎手課程生徒が「ご来場ありがとうございます」。の感謝の言葉とともに手渡ししました。お客様からは、「三浦騎手のようになれよ!」と声援の言葉をいただき感謝、感謝。

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baseball 試合前
 ダッグアウトで球団の方の案内により、練習見学。生の球音が間近に感じられました。また、ベースランニングを体験。ダイヤモンド一周は結構体力が必要で、「真剣に走ったら足がパンパン」。
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baseball セレモニー
 鎌ヶ谷の人気者カビーくん・ターフィー・騎手課程第27期生が整列し、野球実況やテレビ東京系「ウイニング競馬」の実況でもおなじみの矢野吉彦さんの進行で、当日の1000人以上のお客様に、鎌ヶ谷ファイターズタウン競馬学校との交流の歴史や、 生徒へのインタビュー(日頃の体重管理や野球への憧れなど)の試合前セレモニーを行い、競馬学校や騎手を身近に感じていただきました。
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 そして、カビーがサインしたカラーボールを投げ入れ。
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 しかし上の写真の2秒後に、球場に来られた方だけが知っている悲劇が…わかりにくいでしょうが、とても恐ろしくてお話することはできませんのであしからず。
(「ターフィーの意外な一面を見ることができました」。と矢野MCのコメント)
 

試合前の緊迫した時間にもかかわらず、ファイターズの水上善雄2軍監督(写真左)はじめコーチ・選手のみなさんも、笑顔で生徒たちを迎えてくださいました。

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baseball そしておなじみ?となりましたボールホース今回はミニチュアホースの「ホワイトくん」が、まず始球式に選ばれた北海道からツアーで来られた方へ、そして3回表終了時には球審の方へ、それぞれ無事にボールを届けることができました。
 なかなか気難しいホワイトくんだけに、当日それほど暑くならなかったのが幸いしました。ホッ。


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typhoon生徒はイニング間に、子どもたちとのふれあう楽しいひとときなども交えながら、最後まで声を枯らして声援を送りましたが、ファイターズは1対6で敗れました。残念。
当日の詳しい結果はこちら(日本プロ野球機構のHP)からどうぞ。
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