育成馬ブログ(宮崎⑤)

ソフトバンクホークス新人選手体験乗馬(宮崎)

 

 南国宮崎では、初春の風物詩となっているプロ野球球団のキャンプが2月1日

からスタートしています。昨年同様、巨人、ソフトバンクオリックス(宮崎

市)、広島、西武(日南市)の5球団がキャンプインしています。

 昨年はリーグ優勝を果たした広島および西武、日本シリーズを制したソフ

トバンク、これらの全チームが宮崎県内でキャンプを行っており、宮崎県民に

とっては最高の年となりました。本年も宮崎でキャンプインしているチームか

らリーグあるいは日本シリーズを制するチームが出てくることを期待せずには

いられません。

 キャンプの休日には選手たちとの交流を目的として、宮崎県内で様々なイベ

ントが行われますが、2月4日にはソフトバンクホークスの新人選手7名が宮

崎育成牧場に来場して、乗馬を体験していただきました。

 この企画は本年のソフトバンクホークスのスローガンである「奪Sh」にちな

んで、「馬」のようにシーズンを全力で駆け抜けられるようとの趣旨の下、宮

崎市観光協会主催で行われました。

 ほとんどの選手が初めての乗馬ということもあり、騎乗直後は緊張していま

したが、一流アスリートだけあってすぐに乗こなし、片手で騎乗する選手も現

れるなど、その上達ぶりは目を見張るものがありました。

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Softbank Hawks」のロゴを刈り込んだ乗馬に騎乗する甲斐野投手(左)と

7名の新人選手による集合写真(右)

 

 乗馬体験の後はポニーショーを見学していただきました。馬と触れ合うこと

によって、慣れないキャンプでの疲れを少しでも癒やしていただくことができ

たかなと思っています。7名の選手の今後のご活躍をお祈り申し上げます。

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ポニーショーを見学中の選手たち(左)と

ポニーの障害飛越にご協力いただいた奥村投手(右)

 

●育成馬の近況

 さて、宮崎育成牧場のJRA育成馬22頭の近況をお伝えいたします。最初

にウォーミングアップとして500mトラック馬場で直線をキャンター、コー

ナーを速歩という調教を左右3周ずつ実施しています。この調教は同じ環境で

同じ調教を実施することによって、メンタル面の安定を図ることを目的として

実施しています。

 一方、1600m馬場では2月から週1回の強調教を開始しています。牡は

2列縦列、牝は1列縦列で、ラスト2ハロンを15~14秒/ハロンのペース

で走行しています。BUセールまで調教をパターン化して、馬自ら「オン」と

「オフ」の切り替えができるように工夫していきたいと思います。

 
2月中旬の牡の調教

 

●育成馬調教見学会

 ここからは、2月16日(土)に開催いたしました「育成馬調教見学会」に

ついて触れさせていただきます。この見学会は、地元の一般来場者の方々が、

育成馬の疾走する姿を間近で見ることができるイベントです。毎年10月と3

月に開催している立ち馬展示をご覧いただく、「育成馬見学会」とともに、宮

崎の地で成長していく育成馬の姿を間近で見て、少しでも身近に感じていただ

くことを趣旨に実施しています。

 前日の降雨の影響もあり、当日は少し肌寒いなかでの開催となりましたが、

60名を越えるお客様にご来場いただきました。来場いただいたお客様には、

少し高台からブリーズアップセール上場予定馬が疾走する蹄音や馬の息遣いを

間近で感じていただきました。

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育成馬調教見学会少し肌寒いなかでの開催となりましたが、60名を超えるお客様に調教を見学していただきました

 

 参加していただきました方々には、この紙面をお借りして、改めてお礼申し

上げます。なお、3月23日(土)には「春の育成馬見学会」を開催する予定

です。「サポータズクラブ」にご登録いただいている皆様には、3月上旬にご

案内をお送りいたします。皆様のご来場をお待ちしております。