【栗東TC】ハロー掛け~ウッドチップ編~
今日は馬場整備の模様をご紹介します
トレセンでは、競走馬が安全にトレーニングを行えるよう日々の調教後に“ハロー掛け”を行い、馬場の維持管理を行っています。
(※)ハロー【Harrow】:耕地をならす農作業機械のこと。
こちらは“タインハロー”、大型チェーンに爪を取り付け、後部にならしの笹をつけたもので、調教によって出来たチップの凸凹をならす目的で掛けます。ウッドチップ馬場専用の整備車両です。
タインハロー以外にも、ミキシングハロー、パワーハロー、タイヤローラー、ウッドチップクリーナーといった整備方法があります。
【Before】 【After】
【Before】ハロー掛け前。調教を行った直後の馬場はボコボコ。
【After】タインハロー後。ぜんぜん違いますよね
馬場整備用のトラクターはギヤが通常の車よりも多く、かなりのテクニックを必要とします。馬場造園課職員に話を聞くと、「ハンドルを切るとすぐにチェーンが振れるため、真っ直ぐに掛けるのが難しい」とのこと。しかしながら、そこは馬場整備のプロ。ハロー後にはたいへん美しい馬場が出来上がります。