【栗東TC】有馬記念調教見学&長浜博之厩舎訪問ツアー
こんにちは本格的に寒くなってきましたね年末年始風邪をひかずに過ごしていきたいですね
栗東トレセンでは、今年最後となる調教見学ツアー「有馬記念調教見学&長浜博之厩舎訪問ツアーを」実施しました今年の有馬記念は、非常に多くの有力馬が登録されています調教見学中も、ブエナビスタ、ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュ、ルーラーシップなどの有力馬の追い切りを見ることが出来ました
さて、調教見学中にはサプライズゲストに登場していただきました
岩田康誠騎手です(アングルが悪くてすみません)
今回はフォゲッタブルに騎乗予定の岩田騎手。岩田騎手は、2006年のデルタブルースに騎乗して以来の有馬記念参戦ということで、今年最後の大一番にどのような騎乗を見せてくれるのか本当に楽しみですね道中は馬に楽をさせ、最後に備える騎乗をしたいと戦略について語っていただきました
さらにさらに・・・
武豊騎手です(こちらもアングルが悪くてごめんなさい)
有馬記念には、ジャパンカップ勝馬のローズキングダムとのコンビで出走予定です武豊騎手は、これまで有馬記念を2度制覇しており(オグリキャップ、ディープインパクト)、今回は有馬記念優勝回数トップタイの3勝目に挑みます「ジャパンカップの勝馬で有馬記念に出られることは非常に光栄なこと。チャンスは十分にある。」と意気込みを語っていただきました
調教見学を終え、調教スタンドや坂路スタンドの施設見学、乗馬体験も実施しましたその後は、いよいよ今回のメインイベントとも呼べる長浜厩舎訪問です
父親も調教師であった長浜調教師は、 仕事をするなら体を動かす仕事をしたいという考えを学生時代持っておられたそうです。やりたい仕事が見つかるまでは、厩舎の仕事を手伝おうと考え、卒業後は、馬の調教を行っていましたそんな中、父親が病気となり、今後自分は何をしていくべきかを考えたときに、調教師になろうと決心されたそうです
調教師生活は、やはり生物が相手だということで「苦労」が付きまとう仕事だそうですそれ故に、管理馬がゴールをしたときの喜びは一塩というお話を伺いました
お話のあとは、管理馬の紹介をしていただきました
まずは、アイアムアクトレスです先日の新馬戦で2着だったこの馬、全姉にアイアムカミノマゴがいます見学者の皆さんが来ても、壁のほうによって眠そうな感じでした引っ込み思案なのでしょうか(笑)?
続きましては、ファイングレインです2008年の高松宮記念の勝馬のファイングレイン。今年7歳になりましたが、馬体はまだまだ若馬のようで、年齢を感じさせないというお話を伺いましたやはり、GⅠ馬になる馬は、若い頃から走る印象を持つそうです頭部分の銀髪のたてがみが非常にクールな印象を受けました
そしていよいよのビッグウィークです2着惜敗が続き、今年の夏に未勝利を脱出した馬が菊花賞を取るまでになったという、競馬の楽しさ、難しさを見せてくれた馬だと思います幼少の頃から、華奢なイメージながら黒鹿毛ということで、見栄えがいい馬でしたしかしながら、飼葉はよく食べるものの、身につかない体質らしく、なかなか馬体が作られていかなかったそうですしかしながら、性格は非常にやんちゃらしく、負けず嫌いな面も持ち合わせており、競馬向きの性格をしているというお話でした
バゴの産駒は、走るときに頭が高くなる傾向があるらしく、特殊馬具を装着するなどの矯正にも気を使ってこられたそうですまだまだ良化が見込めるポイントもあり、今後も中距離~長距離を担う馬としてぜひ頑張って欲しいですね
さて、今年最後の少し変わった馬の紹介です(笑)
スマッシュスマイルですこれは、フレーメンという馬特有の行動で、嗅ぎ慣れない匂いなどがした時にこのような行動を取ります厩舎訪問をした際に、フレーメンを行う馬はいますが、この馬はずーっとフレーメンをしていましたものすごい匂いフェチなのかもしれませんね(笑)
ずっとこんな感じです(笑)
また、今回長浜厩舎にはジョッキーの卵である、競馬学校騎手課程の生徒が勉強していました
中井裕二君です再来年にデビュー予定ということで、ぜひ頑張って勉強や騎乗練習をして華々しいデビューをして欲しいですね
最後は恒例の集合写真で締めくくられました
長浜調教師は、「血統・馬体も重要だが、やはり適正は実際に動いているところを見てみないと分からない。」というお話をされましたアグネスタキオンで皐月賞を、アグネスフライトでダービーを、ビッグウィークで菊花賞を制覇し、牡馬三冠トレーナーとなった長浜調教師から、今後も目が離せませんね
今回はこの後、JRA職員であるハンデキャッパーから、ハンデキャップ戦の紹介、有馬記念のレース展望の紹介がありました
年間およそ200戦行われるハンデキャップ競走で、どのようにハンデを付けているのか、またレーティングとは何かということについて解説を行いましたまた、有馬記念のレース展望については、各追い切り状況の見解、コース適正などの話を聞くことが出来ましたぜひこの情報を有馬記念に活かして下さいね
以上で、有馬記念調教見学&長浜博之厩舎訪問ツアーは終了しました来年も栗東トレセンでは、お客様に楽しんでいただけるイベントを行っていきたいと考えております今年のブログ更新は今回で終了ですが、その他のイベントにつきましても、JRAホームページ上でお知らせいたしますので、ぜひご確認下さい
それでは皆様、良い年末年始をお過ごし下さいね