【栗東TC】天皇賞(春)調教見学&西園正都厩舎訪問ツアー
こんにちは栗東では桜の季節も終わり、新緑の季節となってきました。皆様のお住まいは、今どのような気候ですか?
栗東トレセンでは、あたたかな日差しの中、天皇賞(春)調教見学&西園正都厩舎訪問ツアーを実施しました今回はその模様をリポート致します
6時からという朝早くからの調教見学でしたが、トゥザグローリー、エイシンフラッシュ、関東馬のマイネルキッツなど有力馬の調教を見ることが出来ました気合の入ったキビキビとした動きで馬場を駆け抜けていきました
お客様が熱心に調教見学を行っている中、サプライズゲストが登場しました
浜中俊騎手です今年に入ってすでに重賞3勝と絶好調の浜中騎手。天皇賞(春)には、オウケンブルースリとのコンビで挑みます2008年の菊花賞馬、オウケンブルースリに2009年の菊花賞勝利騎手である浜中騎手が乗る天皇賞(春)は、非常に期待が出来るのではないでしょうか!?
「前走より良い動きをしていますよ。」と話してくれた浜中騎手。京都競馬場の3,200mのコースについて質問されると、「駆け引きが出てくる距離のレースであることは間違いない。しかし、馬の力を信じれば結果はついてきます。馬場状態の良悪についてはあまり気にしていないですね。」とのコメントをいただきました
私生活について伺うと、「岩田騎手とは家族ぐるみでお付き合いさせていただいていますし、とても良くしてもらっています。」とお話を伺っていたら・・・
なんと岩田騎手ご本人登場浜中騎手もびっくりのサプライズとなりました
岩田騎手は天皇賞(春)にビートブラックとのコンビで挑みますお話を伺ったところ、「距離が長いほどいい脚が使える馬なんで、距離延長は歓迎です。馬の状態も徐々に良化しているので、前走以上に楽しみな競馬が出来そうです。」とコメントしてくれました
昨年菊花賞3着という成績を残しているビートブラック。前走の快勝を追い風に、春の盾獲りを目指します
調教見学を終え、坂路スタンドや調教師スタンドの見学を終えたあとは、いよいよ西園厩舎訪問です
騎手から調教師へと転身され、今に大活躍の西園調教師。競馬サークルへ入ったきっかけは、西園調教師のおじいさんとおじさんが共に調教師だったことから、自身も競馬に興味を持ち騎手・調教師の道に進もうと考えられたそうです
多数のオープン馬が在籍している西園厩舎では、特にマイル戦に定評のある馬が多くいます最近では、京都金杯や読売マイラーズカップを快勝したシルポート、昨年のマイルチャンピオンシップの覇者エーシンフォワード、そして忘れてはいけない、弥生賞を制し、皐月賞でも2着に入ったサダムパテックもこの厩舎に所属しています他にも、イコピコ、コスモセンサー、フィールドルージュなど、数多くの活躍馬が在籍しています
西園調教師独自の厩舎方針、調教方法などのお話を伺った後は、管理馬の紹介をしていただきました
まずは、エーシンフォワードです調教後の検診を受けているときの写真を撮ることが出来ました癒されているように見えるのは気持ちいいからでしょうか
昨年マイルチャンピオンシップを勝ち、さらに香港マイルで4着と健闘したエーシンフォワード。次走は、京王杯スプリングカップを予定しているとのことです次走の激走に注目です
続きましては、皆様もお待ちかねサダムパテックです非常に優しい馬で、顔を撫でさせてもらっているお客様もいらっしゃいました
普段はとても温厚な馬で、馬房内ではおっとりした性格なのですが、いざレースになると気合満点になるという、スイッチのON・OFFを切り替えられる賢い馬なのだそうです
皐月賞の惜敗を糧に、日本ダービーを目指すサダムパテック。西園調教師から「気持ちを切り替えて全力で調整します。」と心強いコメントをいただいたことからも、この馬にかける強い期待を感じました
こちらはイコピコです2009年の神戸新聞杯を快勝したイコピコは、非常に友好的な性格でお客様が前を通ると顔を出してくれました
いろんなものが気になるみたいですね・・・
次走は目黒記念を予定しているとのことです
さて、続きましてはシルポートです先日の読売マイラーズカップを見事な逃げ切りで優勝したシルポート今年に入って2つの重賞を制覇していることからも、今年ノっている馬の1頭と言ってもいいでしょう
今回の厩舎訪問中は、ご飯に夢中だったシルポート。上の写真はちょっとこちらに気づいてくれたときの写真ですが、基本的には・・・
こんな感じです(笑)モリモリとご飯を食べて、次走に向けて体を作っていただきたいですね
この他にも、調教師から飼料についての解説がありました
普段競走馬が何を食べているのか、お客様は非常に興味深げに調教師のお話を聞いていらっしゃいました
全てのご案内が終わった後は、恒例の集合写真を撮りました
最後に、西園厩舎のメンコの由来を紹介させていただきます。西園厩舎は、水色地に赤い星という非常に特徴的なメンコを管理馬に付けていますこの理由を伺うことが出来ました
あのデザインの理由としては、「遠くからでも管理馬を判別できるから」ということでした確かに、あのメンコをしている馬はレース中も目立っていますよね
そしてメンコの模様の由来はというと、明治維新時の蝦夷の開拓団のシンボルをモチーフに作ったというお話を伺えました赤い星は蝦夷の開拓団のシンボルで、いつまでも開拓団のような“フロンティアスピリット”を忘れないようにこのメンコを付けているということでした
以上で、天皇賞(春)調教見学&西園正都厩舎訪問ツアーの日程は全て終了しました先週の皐月賞から始まり、6月の安田記念まで延べ7つのGⅠレースが毎週開催される春開催中でも格式が高い天皇賞(春)を制覇する馬はどの馬なのでしょうか皆様ぜひこれからの競馬を楽しんでくださいね