【栗東TC】ジョッキーと行こう!夏休みトレセン親子体験ツアー①
こんにちは先日の台風はすごかったですね
栗東トレセンも風や雨に襲われました
馬たちも非常に驚いていたことでしょう・・・
今回は2週に渡ってお送りする、夏休みイベントの「ジョッキーと行こう!夏休みトレセン親子体験ツアー」1日目をリポートしたいと思います
まず、皆様には栗東トレセンの概要とプール調教を見ていただきました馬の一生懸命な姿に皆様感銘を受けられていました
馬が一生懸命泳いでいるという姿は、インパクトが強いようです
その後は、装蹄所にて造鉄実演を行いました
写真からも分かりますが、真っ赤になった一本の鉄の延べ板が蹄鉄になっていく様を、皆様興味津々に見ていらっしゃいました
実演を行った中島職員は、ものすごい汗を「夏の蹄鉄造りは本当に暑いです
冬は逆に暖かくていいんですけどね(笑)」という話でした
一人前の装蹄師になるには最低でも10年は必要とされており、競走馬の命ともいえる脚を守る職人技が光る仕事だと感じました
造られた出来立てホヤホヤの蹄鉄をお客様にプレゼントここは、仁義なきジャンケンの戦いが繰り広げられました(笑)
中島職員に勝った人のみが手に入れる権利があります
見事勝利した方は皆喜んでいました蹄鉄は福が貯まると言われています
ぜひ家に飾って頂きたいですね
造鉄実演を終えた後は、いよいよ安田隆行厩舎訪問です安田調教師には毎年夏休みイベントに参加していただいています
ありがとうございます
現在安田調教師は、今年はJRA重賞5勝を含む21勝を挙げられており、中でもダッシャーゴーゴー、カレンチャンの活躍は素晴らしいですねさらには、昨年のジャパンカップダート、今年のフェブラリーステークスを勝利し、世界最高峰のレースであるドバイワールドカップ2着という輝かしい成績を残しているトランセンドも管理されています
調教師としての醍醐味・やりがいは、「すごく大変な仕事ではありますが、その分だけ管理馬が勝った時の喜びは本当に大きいですね」というお話がありました馬だけでなく、厩舎で働いている人達や馬主の方々との調整も行わなければならないという、本当に大変な職業であると感じました。
ここで、8人の騎手も合流してくれました左から、藤岡康太騎手、浜中俊騎手、川田将雅騎手、高田潤騎手、酒井学騎手、藤懸貴志騎手、森一馬騎手、花田大昂騎手です
8人の騎手には、これからのツアーに参加していただきます
ここから安田厩舎の管理馬の紹介をしていきます
そっとこちらを眺めている馬がいましたこの馬は、2歳馬のサンライズシャトーといいます
シンメイフジの弟にあたるこの馬は、まさに安田厩舎縁の血統であるといえるのではないでしょうか
ちなみに、この写真は休んでいた時にパチリと撮った1枚です
この人懐っこい馬は、パスパルトゥといいますこちらも2歳馬です
手前で馬の紹介をしているのは藤岡康太騎手です
お客様に馬の紹介をしている時の1枚なのですが、ものすごく人に慣れている馬で、たくさんのお客様の相手をしてくれました
触るのをやめると、「もっと触ってください」といわんばかりに顔を出してくる、ものすごくかわいい馬でした
続きましては、現在のダート王者と言えるトランセンドです扇風機の風を受けて、前髪がかっこいい感じになっています
オーラを感じる馬で、間近で見ていると迫力の感じる馬です。
高田騎手いわく、「触ってみても走る馬だと思いますね。皮膚が全体的に薄い印象で、普通の馬は顔を触るとふかふかしてるんですけど、この馬はどちらかというとツルツルしてる感じがします。そういう馬は走ると思いますね」とお墨付きの言葉をいただきました
この発言を受けトランセンドは・・・
誇らしげですどうだと言わんばかりです
嘘です(笑)これはフレーメンという行動で、嗅ぎ慣れない匂いがした時にする行動ですトランセンドは他の馬よりもフレーメンをよくする癖があるみたいですね
かわいらしい・・・
さて、ものすごく大物になりそうな馬を発見しました・・・
お客様が前を通ってもずっとこんな感じです(笑)何があっても全く動じませんでしたこの馬はアンチュラスという2歳の女の子です
ディープインパクトの仔で、大物感が出ています
「私眠たいの。あっちに行ってくれるかしら?」と言わんばかりに、前脚を動かしてました
この馬はきっと大物になるでしょう・・・
管理馬の紹介を終えた後は、厩舎前で集合写真を撮りました
これからも安田厩舎から目が離せないですね紹介した馬達の活躍をご期待下さい
厩舎訪問を終えた後は、競走馬が発走試験を行っているゲートに向かいました
発走委員の川﨑職員の説明のもと、競走馬がレースに出るまでの流れを勉強しました馬は草食動物なので、狭いところに閉じ込められることが大嫌いです
そこで、「ゲートは怖くないものだよ」ということを徐々に教えていく必要があります。発走試験が行われている場所は、同時にゲートに慣れさせる場でもあるのですね
説明のあとは、実際にゲートの中に入っていただき騎手視点を体験していただきました「思っていたより視点が高い
」「ゲートが開く時にびっくりする
」など、お客様は思い思いの感想を述べられていました
続きましては、乗馬体験です新人騎手の3人が馬を引っ張ってくれました
やはり間近で見ると馬は大きいと感じる方が多かったようです
そしてサプライズイベントの藤懸騎手による障害飛越が行われました
徐々に障害の高さを上げていき、最後には・・・
130cmの飛越に成功しましたこれにはお客様から大喝采があがりました
間近での障害飛越は本当に迫力がありますね
そしてこのまま終わるかと思いきや・・・
なんと高田騎手も障害を飛越実は飛越の予定はなかったのですが、他の騎手の皆さんやお客様の熱い声援を受けて急遽飛ぶことに
さすがは障害の名手、見事成功
これがGⅠジョッキーの力です
ちなみに、今回障害飛越をしたレガシーロックとは10年前に実際の競走でコンビを組まれていたこともあり、「非常に懐かしい感じがしました。おじいちゃんになってましたねぇ(笑)」と感慨深そうでした
この後は騎手との交流タイムがありましたが、この模様はまた次回に・・・
今回のリポートはここまでとなります2回目の親子体験ツアーは7/27(水)に行います
その時の模様も、後日ブログを書きますので、乞うご期待下さい