【栗東TC】宝塚記念調教見学&宮本博厩舎訪問ツアー
こんにちは
6月下旬に差し掛かり、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
栗東トレーニング・センターでは、6月25日に「宝塚記念調教ツアー&宮本博厩舎訪問ツアー」が行われました
今回のツアーもファンの皆様に多くの応募をいただき、本当にありがとうございました
早速、見学ツアーの様子をリポートしていきたいと思います
まずはスタンドでの調教見学です
宝塚記念前の調教ということでトーセンジョーダンやデニムアンドルビーの調教姿を見ることができ、その迫力ある光景に参加者の皆さん大喜び
さらに、調教見学の時間には2人のゲストジョッキーに登場していただきました
まずは2011年、アーネストリーで宝塚記念を制覇された佐藤哲三騎手
佐藤騎手は2012年秋の落馬事故で大怪我を負ってしまい、現在も復帰に向けて懸命なリハビリを続けておりますが、
この日はたまたまトレセンに調教を見に来ていたそうで、騎手仲間や調教師の方々と会う時間の合間を縫ってイベントに駆けつけてくださいました
「完治するのにはまだ時間がかかると思いますが、怪我は少しずつですが良くなってきています。」とのこと。
過去に宝塚記念を2勝している佐藤騎手に、今年の展開について質問すると、「予想家じゃないんで、予想はチョット・・・」とのことでしたが、
今回イベントに参加されたファンの皆さんに対してだけ、コッソリと調教の感想について教えてくれました。
「長く休んでいて不安もあるけど、これまで良くして下さった馬主さんから『復帰したらまた乗ってくれ』と言われていて、それが励みになります。これからも頑張ります」とコメントしていただきました。
続いては2007年の宝塚記念をアドマイヤムーンで勝利された岩田康成騎手です。
ウインバリアシオンとのコンビで挑む今年の宝塚記念に向けての抱負を伺うと、
「安定した成績を残しているのが強みですね。他にも強い馬がいますが、最高の結果を目指して頑張りたいと思います。」とのコメントが
今年はヌーヴォレコルトでオークスを制し、騎手リーディングでも現在全国2位と大活躍の岩田騎手。そんな名手の手綱さばきから目が離せません
有名ジョッキーお2人の登場に盛り上がったあとはトレセン施設見学に出発。
坂路コースでは坂の下から勢いよく駆け上がってくる競走馬たちの迫力に皆さん大喜びでした
このほか、実際に調教師や記者が調教を見ているスタンド、通称「右回りスタンド」を見学した後、今回のメインイベントでもある宮本博厩舎へ向かいます
こちらが、宮本厩舎に掲げられている看板ですトレセン内の厩舎は同じ建物がずらっと立ち並んでいるのですが、これを見ると、一目で宮本厩舎だということがわかります
ちなみに宮本調教師によるとこちらの看板2代目だそうです
宮本調教師(写真右)は1985年に厩務員としてそのキャリアをスタートされ、その後調教助手となってキョウトシチーやナリタキングオーといった活躍馬を手がけ、ご経験を積まれた後、2003年に調教師免許を取得、2004年にご自身の厩舎を開業されました。現在までにJRA通算215勝と毎年確実に勝ち星をあげておられます
宮本博調教師(左より二番目)にはまず、厩舎スタッフの方を紹介していただきました。
そんな宮本博厩舎スタッフ紹介の中になんと松山弘平騎手(右より二番目)、高倉稜騎手(一番右)の姿が調教後の時間、イベントに駆けつけてくださいました
両騎手を迎え、まずは宮本調教師へのインタビュータイムです
調教師を目指したきっかけをお伺いしたところ、お父様が厩務員、また伯父様も調教師で、幼いころから競馬に触れていたため、昔から競馬の世界に入りたかったそうです。
「自分で何かしようと思ったら、長ではないとできないぞ。」という伯父様の言葉から調教師を目指すようになったとのこと
今後の期待馬については、ウインフルブルームについて「秋に向けてリラックスして、これからのレースに備えている。期待していてください!」と力強いお言葉をいただきました
また、松山騎手、高倉騎手に宮本調教師が普段どんな方か伺ってみると、お2人とも共通して「騎手に乗り方を任せてくれたり、意思を尊重してくれる、とても優しい方。」とおっしゃっていました
お話の中ではレースのスターターに憧れJRAの試験もお受けになった、というここでしか伺えないようなお話も飛び出し、内容盛りだくさんのインタビューを終えた後は厩舎内へ
宮本調教師自ら一頭一頭管理馬を説明してくださいました
その親切丁寧な説明を奥のウインオベロンも興味津々で聞いています笑
また、暑い夏を乗り切るために宮本厩舎内には写真のようなミストが設置されていました
さらに、このミストを今年馬房内にも導入されたとのことで、滅多に入ることのできない馬房の中も見学させていただきました
この日とても暑かったためか、ミストを受けて気持ちよさそうな参加者のみなさん
その他も厩舎内の飼糧庫や宿舎など細かく案内してくださいました
最後に記念撮影です。笑顔でパシャリ
両ジョッキーのお話にもあったように宮本調教師はとても気さくに、優しく対応してくださり、当日参加者の皆さんを気遣って日陰に誘導してくださる場面もありました。
今回の厩舎訪問を通して参加者のみなさんにも宮本調教師の優しく楽しいお人柄が伝わったと思います
以上で宝塚記念調教&宮本博厩舎見学ツアーの日程はすべて終了となります!
上半期を締めくくる一大レースである宝塚記念は、ファンのみなさんの投票で出走馬が決まるドリームレースです
ぜひ競馬場に足を運んでいただき、白熱したレースをお楽しみください