【栗東TC】平成27年度新規騎手免許合格発表記者会見
こんにちは
毎日寒い日が続きますがみなさん風邪などひかれていませんでしょうか?
栗東では年始から大雪が降り、一面の銀世界となりました
見た目はとっても綺麗なのですが、コースが雪で覆われていると、もちろんですが調教することができません・・・!!
雪かきやコース整備でトレセン職員はもちろん厩舎関係のみなさまも大忙しのお正月でした
さて、2月5日(木)、栗東トレーニング・センターでは平成27年度新規騎手免許試験合格者記者会見が行われました。今回はその様子をレポートしたいと思います。
まずは午前10時に栗東TC内にて合格者が貼り出されます
ちょうど調教を終えた騎手課程を卒業したばかりの加藤祥太さんと鮫島克駿さんがいらっしゃいました
その結果は・・・
お2人とも見事合格
このとき丁度朝の調教に乗っていた三津谷隼人さん、そしてクリストフ・ルメール騎手を含めて4人の方が、この後の栗東での記者会見にのぞみます
先ほどの4名に加えてミルコ・デムーロ騎手も今回の合格者なのですが、現在香港で騎乗中とのことで残念ながら不参加です
今年も多くの記者の方が集まる中、記者会見は行われました
今年は新規騎手6名のうち、デムーロ騎手を含め5名が栗東所属。
それでは改めて今回新規騎手となられた皆さんをご紹介します
加藤さんは小学校のときお父さんに初めて連れていってもらった阪神競馬場で、目の前の競走馬や騎手の姿に憧れを抱いて、騎手を目指されるようになったとか
目標の騎手は人間的にも技術的にも回りから信頼され、また結果をしっかりと出せる武豊騎手。
ご自身もそのように技術面でも人としても自分を磨き、今年は新人賞がとれるように頑張りたいと力強いコメントを頂きました
騎手という夢のきっかけとなった阪神競馬場で加藤さんがゴール板を駆け抜ける姿が目に浮かびます
鮫島さんはお父さんが地方・佐賀競馬所属の鮫島克也騎手、お兄さんがJRA所属の鮫島良太騎手であり、まさに身近に競馬がある環境で幼少期を過ごされました
その中で育つうち、自然と騎手に強い憧れを抱かれたそうです
福永祐一騎手、四位洋文騎手のような、謙虚な気持ちを忘れず、馬の能力を最大限に引き出せるような騎手になりたいそう
今後は周囲に感謝し、驕ることなく、新人らしくがむしゃらに多くの勝ち星を挙げたいと抱負を述べられました
親子対決、兄弟対決、また親子3人でのレースなどなど、これから競馬を盛り上げてくださるでしょう!
三津谷さんはお父さんが厩務員ということもあり、幼い頃から競馬を見る機会が多く、騎手をかっこいいと思うようになったそう
目標とする騎手は幸英明騎手・国分優作騎手。2人のようにダイナミックな騎乗ができるようになり、誰からも愛される騎手になりたいとか
目野調教師指導の下、日々の努力を忘れず、向上心をもち、新人賞を目指したいとおっしゃっていました
合格を伝えたとき、お父さんからは「おめでとう。怪我しないように頑張れ。」と競馬の世界の先輩としてエールを貰ったそうです
この度、デムーロ騎手と共に史上初のJRA所属の外国人騎手になられました
2002年より日本での騎乗をはじめ、多くの勝ち星を挙げられており、2009年にウオッカでジャパンカップを勝利したのは競馬ファンの皆様には思い出深いかと思います
「日本の競馬は世界で一番だと思っていますし、今回の合格は新しい騎手人生の始まりだと思う。 また、今までの経験から得たものを日本の競馬に伝えられたら嬉しい。」とコメントいただきました。
日本のファンの皆様には「いつも応援ありがとうございますと伝えたいです。これからもたくさん勝ちたいと思っていますし、日本の馬でビックレースを獲りたいと思っています。一生懸命がんばります。」とルメール騎手自ら日本語でおっしゃっていました。
昨年末にされた怪我の調子ですが、順調に回復され、来月には騎乗復帰できるとか!今まで以上の活躍に注目です!
そして、今回記者会見には参加できなかったデムーロ騎手ですが、遠い香港から今回の騎手試験合格に関してコメントを寄せられていますので、簡単にご紹介したいと思います。
「香港で調教騎乗を終えて戻ったところに合格の知らせを聞き、とても嬉しく、泣きそうなくらい興奮しています。日本で15年騎乗していくなかで、いつしか日本のジョッキーになるのが夢になりました。日本競馬の一員になることができ、本当に嬉しいです。日本競馬のために、そして自身のために3月からベストを尽くしたいです。」とのこと!
デムーロ騎手にとっては二度目、ルメール騎手にとっては初めての騎手試験の受験。
日本語での試験は、外国籍の両騎手にとって相当なご苦労があったかと思います。それを乗り越えての今回免許取得ということで、本当に日本の競馬を愛してくださっていることがわかりますね!
今回の新規騎手6名のコメントはこちらから詳しく見ることができますので、ぜひチェックしてみてください!
記者会見のあとはトレセン事務所の外での記念撮影
カメラに囲まれ、凛々しい表情
また皆さん仲良く肩を組まれる場面も
ルメール騎手に対し、尊敬する騎手であると同時に、身近にいる存在として技術を学びたいという新人ジョッキー3人。それに対して、「騎手は厳しくもあり楽しくもある特別な職業。共に頑張っていこう!」とルメール騎手が声をかけるなど、経歴は違うとはいえ、JRA所属騎手とはしては同期となる4人の絆のようなものを感じました
以上で本日のレポートは終了です。
これから暖かくなるにつれGⅠ競走も増えてきます
新しい騎手の活躍を応援するもよし、ベテラン騎手の騎乗振りに注目するもよし、はたまた外国人ジョッキーに期待するもよし、皆様それぞれの見方で競馬を楽しんでいただければと思います!