【栗東TC】日本ダービー調教見学&角居勝彦厩舎訪問ツアー
こんにちは
段々と日差しも強くなり、夏の訪れを感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
栗東トレセンもダービーウィークということで、暑さに負けない熱気に包まれています
さて、そんな5月25日(水)、栗東トレーニング・センターでは日本ダービー調教見学&角居 勝彦厩舎訪問ツアーが実施されました。
大人気のGⅠ調教見学ツアー、今回も非常に多くのご応募を頂きましたありがとうございます
応募したけど当選しなかった方や予定が合わずに行けなかった方のためにも、このブログで見学ツアーの様子をリポートしようと思います。
まずはスタンドでの調教見学です
6:00の馬場開場時間に合わせてスタンドから調教を見ていただきました。
日本ダービーに特別登録を行っているイモータル、ヴァンキッシュラン、サトノダイヤモンド、プロフェット、リオンディーズ、ロイカバードなどの最終追い切りを目の前で見ることができ、非常に盛り上がりました
皆様が一生懸命馬を探していると・・・
なんと特別ゲストが!
まず1人目はクリストフ・ルメール騎手
2015年からJRAのジョッキーとなったルメール騎手、初めて挑んだ昨年の日本ダービーはサトノクラウンに騎乗し3着。今年は皐月賞3着のサトノダイヤモンドに騎乗し、初の日本ダービー制覇を狙います。そんなルメール騎手、先週は2日で10勝を挙げる大活躍。日本ダービーを前に調子は絶好調のようです
続いては、ミルコ・デムーロ騎手
今年は朝日杯FSを制したリオンディーズとのコンビで、史上3人目の日本ダービー連覇に挑みます。今年も既にフェブラリーステークスと桜花賞を制しているデムーロ騎手、日本ダービーという大舞台でもやはり期待してしまいますね
お二人がかつて管理されていたナリタブライアンやマヤノトップガンのお話には、熱心なファンの方も大盛り上がりでした
調教見学を終えた後は、トレセン内の施設見学へ
自然の地形を生かして作られた坂路や、調教師や記者が調教を見ている通称「右回りスタンド」、競走馬のプールの見学を終えた後は・・・
お待ちかね
角居厩舎訪問です
角居 勝彦調教師は2000年に調教師免許を取得され、翌2001年に自らの厩舎を開業されました。これまで数々の名馬を管理されており、中でも64年ぶりの牝馬の日本ダービー制覇を果たしたウオッカは多くの人がご存知のことと思います。さらに、角居厩舎の管理馬は日本にとどまらず世界で活躍する馬が多いのも特徴です。豪州No.1レースのメルボルンCを制したデルタブルースや、ドバイワールドカップで日本馬として初優勝を挙げたヴィクトワールピサ、3歳馬として唯一海外GⅠ勝利を果たしたシーザリオなど、日本だけでなく世界の第一線でも活躍されている名調教師なんです
そんな角居調教師への質問タイム
・調教師としてのやりがいは?
「一つ勝つことで、厩舎スタッフ、馬主さん、ジョッキー、育成スタッフ、ファン等、一緒に喜べる人がいること」
馬のことをとても大事に考えている角居調教師、馬だけでなく人のこともすごく大切に思っておられる方ということが伝わってくるお話でした
「自分では想像できないことも馬となら実現させることができると教わった」
とのお話に、ファンの皆様もウオッカの日本ダービーやヴィクトワールピサのドバイワールドカップ等のレースを思い出しながら熱心に耳を傾けていらっしゃいました
質問タイムの後は、馬房見学です
まずお出迎えしてくれたのは、タニノアーバンシー
きれいな眼をしたこの馬は、あのウオッカの子供なんです
先週初勝利を挙げたこの馬について角居調教師は、
「やっぱりウオッカに似ている部分もある。これから走る形になってくれたらいいね。」とやはり今後の活躍に期待しているようでした。
日本ダービーを控える本馬を目の前にして、ファンの方も「がんばれ!」という声をかけておられましたリオンディーズも首をブンブンと縦に振って声援に応えるような仕草を見せていたので、日本ダービーでのパフォーマンスが楽しみです
角居厩舎はこのリオンディーズと青葉賞を快勝したヴァンキッシュランの2頭を日本ダービーへと送り込みます。両馬ともに有力視されていて、ウオッカ以来の日本ダービー制覇にも期待がかかりますね
最後は角居調教師、厩舎スタッフ、さらに飛び入り参加の高田潤騎手とともに写真撮影
皆様いい笑顔です
今回の厩舎訪問を通じて角居調教師の馬に対する愛情や、優しい人柄が十分に伝わったのではないかと思いますこれからも角居厩舎の管理馬の活躍は要チェックですね
日本ダービー調教見学&角居勝彦厩舎訪問ツアーのリポートは以上となります
いよいよ今週末には、競馬の祭典「日本ダービー」が行われます
ホースマンの夢をかけた熱い3歳馬達の戦いをお楽しみください