【栗東TC】宝塚記念調教見学&清水久詞厩舎訪問ツアー
こんにちは
夏も近づき日に日に暑くなってきておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか
今回は6月22日(水)に行われた「宝塚記念調教見学&清水久詞厩舎訪問ツアー」のレポートをお送りします
まずはトレセンの玄関「凱門」を通って構内へ
ちなみにこの門は「かちどきもん」と読みます
「凱」という字には「戦いに勝って叫ぶ声」という意味があるんです
ここへ文字通り凱旋できるように、日々競走馬はここでトレーニングを積んでいます
まずはスタンドでの調教見学
宝塚記念出走予定馬を中心に、みなさんが一生懸命馬を探していると・・・
お待ちかね!特別ゲストが登場!
まずはクリストフ・ルメール騎手
6月4日に左足を骨折するもわずか2週間弱の休養で復帰
その回復の早さにはびっくりですね
先週も5勝を挙げる活躍日本語も競馬も絶好調のようです
次に来てくださったのは坂口正大元調教師
1996年にマヤノトップガンで宝塚記念を優勝されたときのお話にファンの皆様も聞き入っていました
トリを飾ってくれたのは福永祐一騎手
赤いプロテクターとサングラスがきらりと光ってます
ユーモラスな話しぶりでファンの皆様を盛り上げていた福永騎手
その話の節々に競馬に対する真摯な姿勢が感じられました
調教スタンドでの見学を終え、施設見学へ出発
大人気の坂路を上から眺めます
正面から駆け上がってくる競走馬に皆さん大興奮でした
施設見学の後は本日のメインイベント、清水久詞厩舎訪問です
清水調教師、、、ではなくたぬきの信楽焼がお出迎えしてくれました
清水久詞調教師はJRA競馬学校厩務員過程を経て、平成9年から栗東の浜田光正厩舎で厩務員をされていました。調教助手時代には桜花賞、秋華賞などを制したファレノプシス等を担当、数々の経験を積まれた後、平成21年には自身の厩舎を開業されました。重賞初制覇はトウケイヘイローのダービー卿CT、現在までにキタサンブラックの菊花賞、天皇賞(春)のGⅠ2勝を含む重賞9勝を挙げられています。
まずは清水調教師にお話を伺いました
調教師を目指されたきっかけについての質問には
父が馬主だったこともあり、自然と馬にかかわる仕事を目指すようになったとのこと
小学生の頃から騎手か調教師になりたかったそうなんです
ずっとやりたかった仕事だったからこそ、考えながら楽しくやりがいのある日々を送っているとおっしゃっていました
他にもディープインパクト産駒とブラックタイド産駒の特徴やGⅠレースに向けての調整方法など
詳しいところまで丁寧にお答えいただきました
続いて厩舎の中へ
すると、、、
ゴロゴロするキタサンブラック
キタサンブラックは昨年の菊花賞、今年の天皇賞(春)を制すなど重賞4勝を挙げている厩舎の看板ホース
実力はもちろんのこと、宝塚記念のファン投票で1位に輝くなど人気も抜群なんです
清水調教師とアイコンタクトを交わしている場面も
というのも清水調教師は馬を見るときには「目を見る」ことを非常に大切にしてらっしゃるそうです
馬も人間同様「目は口ほどにものを言う」そうで、言葉が話せない馬こそ、目から分かることが多いそうなんです
もしかしたらこの場面もキタサンブラックと目で会話しているのかもしれませんね
厩舎内の見学を終えたところで、荻野極騎手が飛び入り参加
清水厩舎所属の新人ジョッキーです
初勝利のときの単勝人気はなんと400倍超えの大穴ということで覚えているファンの方も多いのではと思います
ちなみにその初勝利のときの単勝の払戻金43,390円はなんと歴代8位の記録なんです
清水厩舎と荻野極騎手の活躍は今後も要チェックですね
最後は清水調教師、荻野極騎手と一緒に記念撮影
最後まで自ら「他に質問ある人はいませんか?」と呼びかけてくださるなど、
終始ファンの方のことを考えてくれていることが伝わってきた厩舎訪問となりました
ツアーの最後にはグッズをかけたじゃんけん大会
ジョッキーのサイン入りグッズをめぐって熱い戦いが繰り広げられました
これで5時間にわたる調教見学ツアーは終了となります
秋以降にもG1調教見学ツアーは実施する予定ですので、ぜひ皆様からのご応募をお待ちしております
さて、これから夏競馬の季節となります
青々としたターフを駆ける馬たちの姿を見に、ぜひ競馬場に足を運んでくださいね