福島競馬場 ローズガーデン花だより Vol.1

こんにちは、福島競馬場です 

梅雨を前にして、夏の日差しが日に日にじりじりと強力になってきましたね・・・

今年は13年に一度の太陽活動が活発な時期とのことですので、いつにも増して紫外線対策や熱中症予防対策はしっかりと行いたいものですね。

ところで、みなさんは福島競馬場内に素敵なガーデンができたことをご存知でしょうか

今年の春の開催に併せてオープンしたその名も、「ローズガーデン」

そのローズガーデンのバラたちが今、見頃を迎えています

福島競馬場のターフビジョンの裏側、馬場内の一角にありますので、福島競馬場に足を運んでいただいているお客様の中にも実は知らなかった、という方も少なくないのではないでしょうか?

そこで、これから夏の福島開催に向けて満開になっていくバラを少しでも多くの方に見ていただければと思い、少しずつではありますが様々なバラをご紹介していきたいと思います

馬場内のガーデンに植えられたバラたちの種類は四季咲きのものが一番多く、次いで多い返り咲き、一季咲きのものも含めて約250種類です

「四季咲き」というのは春から晩秋まで花を咲かせることのできる性質のものですから、春から秋の福島開催にわたって様々に変化していくバラを楽しむことができます。

また、「返り咲き」は春以降不定期に花をつけていくものですので、こちらも日々の表情の変化を楽しむことができます。

「一季咲き」は年に一度しか花をつけません。福島競馬場での一季咲きのものは、「ツルバラサマースノー」 と 「夢乙女」の2種類のみです。

↓ツルバラサマースノー

↓夢乙女

この2種は今見頃となっていますので、たくさん種類のある中からこれらを見つけることができれば、幸運の持ち主かもしれませんね。

是非探し出してみてください

さて、福島競馬場のローズガーデンはあるテーマに基づいて二部に構成されています。

第一部は、福島競馬の夏のメインレースとなる七夕賞(GⅢ)から派生して、天の川をイメージして作られています。

天の川を模した歩道を行くと、メキシコ万年草とリキシマキア(ミッドナイドサン)の星たちが散りばめられています

↓メキシコ万年草

近くでよくよく見ると本当に★型に見えませんか?

さらに天の川をのぼって行くと、「おりひめ」 と 「ひこぼし」 に出会えます。花弁が小さいですがこれも立派なバラの一種です。

「おりひめ」の方は可憐な雰囲気を漂わせる薄い桃色が特徴です

↓おりひめ

一方で「ひこぼし」は凛とした中にも優しさを感じさせるマゼンタ色が特徴です

↓ひこぼし

 

さらに奥の方へと歩を進めると、「天の川21st 」というバラが咲き誇っています。

↓天の川21st

こちらも夜空にきらめく星々のような咲きぶりで、個人的には筆者が最も好きなバラの種類ひとつです。

小ぶりな花弁がなんとも可愛らしい

夏の福島開催にはさらに花付きもよくなる予想ですので、天の川を歩きながら、

7月7日(日)福島競馬場で行われる9~11レースの織姫賞 ・ 彦星賞 ・ 七夕賞 の予想・・・

なんていうのも悪くはないかもしれませんね。

第二部はガーデンのセンターに位置する円形花壇。

こちらはこれからの東北の復興を願った配置となっています。

円錐状に6ヶ所に区切られた配置は東北6県をイメージしています。

その6県が囲む円の中心には「絆」が配置してあります。

↓絆

このバラは東日本大震災でのチャリティーローズとしてフランスから贈られたことで有名な品種です。

(余談で、本当に偶然ではありますが、今年の記念すべき第80回ダービー馬は「キズナ」でしたね!)

さらに「未来」「希望」「夢」がそのまわりを囲みます。

↓未来

↓希望

↓夢

その他、「感謝」「快挙」などの意味を込められたものがそのまま名前になったものや、

「ベルサイユのバラ」「ラムのつぶやき」「フランボワーズショコラ」などのユニークなネーミングのバラたちが所狭しと咲き誇っています。

↓快挙

↓ベルサイユのバラ

↓ラムのつぶやき

また、見るのに加えて香りを楽しむことができるのもバラの醍醐味。

筆者イチオシの「アマンディーン・シャネル」は香りで言えば中香ですが、派手すぎないやわらかな香りが安らぎを与えてくれます。

↓アマンディーン・シャネル

是非近くで花の香りも楽しんでみてください。

色も、形も、香りも、本当に多種多様で、時間を忘れて眺めることができます

さて、夏の福島開催は6月29日(土)から始まります

この機会に、普段競馬とは親しみのない皆さんも、疲れを癒してくれるこのローズガーデンに訪れて、お好みのバラを見つけてみませんか? (は)