2019-04-26から1日間の記事一覧

乳酸値を指標とした調教負荷(宮崎)

年が明け、宮崎も冬本番を迎えています。とはいえ日高育成牧場(マイナス20℃!)とは異なり、夜間でも氷点下まで冷え込む日はほとんどなく、日中は気温が15℃以上に上昇する日もあります。夜間に気温が下がって馬場が凍結しても、南国の強い日差しを受け…

日高育成牧場スプリングキャンプ2014(生産)

この春、日高育成牧場は新たな試みとして、獣医・畜産系大学の学生を対象とした体験学習プログラムを企画しました。 馬に興味がある方で、出産・育成、そして獣医学に関することを実技と講義を通して学ぶことができます。 馬の出産立会い 直腸検査の実技 詳…

繁殖牝馬にワクチン接種しましたか?(生産)

繁殖牝馬を繋養されている皆様、ワクチン接種はお済みでしょうか? 妊娠後期におけるワクチン接種は、胎子そして産まれてくる子馬にとって極めて重要です。 流産予防を目的とした馬鼻肺炎ワクチンの接種はもちろんのこと、産まれてくる子馬に対して様々な病…

厳冬期の子馬の管理(日高)

昨年産まれた7頭の子馬は、年が明けて1歳馬となりました。 年末の降雪と急激な気温の低下により、放牧環境がこれまでとは一変し、放牧中の移動距離や日増体重が減少していますが、今のところ、全頭大きな病気や怪我がなく順調に育っています。 昨年までは…

活躍馬情報(事務局)

先週土曜日の小倉競馬3R(3歳未勝利戦)におきまして、JRA育成馬ワンダフルワールド号が優勝しました。同馬は日高育成牧場で育成調教され、昨年4月に開催されたブリーズアップセールにて取引された馬です。 また、昨年当セールで取引された育成馬は、15…

ベストターンドアウト賞(日高)

●アイスバーン 前号では、小寒から大寒にかけての寒波での気温の低下について触れましたが、節分までの期間は、一転して寒さが和らぎ、1月下旬にしては珍しく雨が降りました。しかし、立春を過ぎてからは、最低気温がマイナス10℃を下回る日も少なくありま…

活躍馬情報(事務局)

先週土曜日の小倉競馬3R(3歳未勝利戦)におきまして、JRA育成馬ノーブルサイレンス号が優勝しました。同馬は日高育成牧場で育成調教され、昨年4月に開催されたブリーズアップセールにて取引された馬です。 また、昨年当セールで取引された育成馬は、…

子馬の感染症予防(生産)

以前のブログでも触れたとおり、生後30日以内の子馬の8%、すなわち12頭に1頭が何らかの感染症にかかるといわれています。子馬が感染症にかかりやすい理由は、体内に侵入してきた病原体に対する防御機能が未発達であるためです。 子馬は母馬からの抗体…

ハフリンガー種のあて馬の活用(生産)

日高育成牧場ではハフリンガー種のあて馬「スワロー君」を繋養しており、春季発情移行期における繁殖牝馬に対する発情誘起を行っています。 スワロー君はそれだけではなく、多くのハフリンガー種の特徴である「ユニバーサル・ドナー」すなわち輸血用馬として…

厳冬期の子馬の管理(生産)

2月に入り、相変わらず寒さと降雪は続いています。以前のブログでも触れたとおり、昨年産まれた7頭の1歳馬は22時間の昼夜放牧を継続実施しています。 今のところ、全頭大きな病気や怪我がなく順調に育っていますが、やはり増体重の停滞している馬が数頭…