いい湯かな~僕もおこりんぼ
先日、北海道が全国で一番暑い日となりました、というニュースが流れました。大学時代に住んでいた北海道帯広は、夏は30度になる日があり、真冬はマイナス25度以下になるというところでした。クラブの遠征で5月の終わりに北見というところに行くことがあったのですが、このあたりも暑くなるところで、やはり5月なのに25度から30度になることがありました。オホーツクと聞くと寒いイメージしかわかない人も多いと思います。地球温暖化も問題になっているため、話題となったようですが・・・実は北海道にも昔からそんな暑いところがあるんですよ。知られざる北海道・・・ってところでしょうか。
さて、今回はいい湯かなです。久々の芦毛、セキくんの登場です。以前、おこりんぼコンビをご紹介することがありましたが、彼もおこりんぼ君です。私が馬房に近づくといつも耳をしぼってくれて・・・。
さて、温泉でも落ち着かないのかな・・・。
あらあら・・・速攻で寝てしまいました。馬房では、冷たくあしらわれるんだけど・・・。温泉ではかわいらしいこと・・・。
この後何かリアクションはないかな・・・とカメラを構えていましたが、
「たぶん、何もしないでじっとしています。」と、担当のスギ君。
ホントに何もしないでじっとしてます。温泉では大人しいんですね。
温泉大好き度の判定は・・・◎で。明日もいい湯かな?(ASHI)
水分とってますか?
今日は常磐卒業の先輩きゅう務員が激励に来てくれました。7月からそれぞれの道に進むとの挨拶に来たようで・・・。こういう訪問は嬉しいものですね。
今日は時々、日が雲に隠れてくれて暑さも程ほどでしたが、今週中日は暑い日もあって、調子を崩している馬もちらほら・・・。馬房で大人しくしているなあと思ったら、少し呼吸も速い様子・・・。
「熱射病かもしれないね。急いで治療をしよう!」
大切なのは、水分の補給。まずは体に冷たい水を静かにかけてあげます。続いて水を飲ませて、注射で水分・電解質の補給・・・。まもなく元気を取り戻し、首を振ったり、引き手を噛んで、
「もう、大丈夫だよ!」
って、アピールしてくれました。体温も落ち着いて、お腹の動きも大丈夫のようです。
「他に元気のない馬はいないかい?」
馬房の様子を見回る回数も増えそうです・・・。
猛暑の季節になると、ニュースで話題になる熱射病。私たちも十分注意して馬を見ていますが、皆さんも外を歩く時は暑さ対策として、水分・電解質の補給を忘れずに!人も油断しているとかかることがありますから、気をつけてくださいね。
暑さ対策の1つ扇風機。
「涼しくて、ちょうどいいね!」
リラックスして草を食べているようです。(ASHI)
6月のプール月間MVPは・・・
七夕ですね。北海道の七夕は8月のところもあったりします。また、子供たちの楽しい行事に「ローソク出せ」っていうのもあります(北海道にしかない行事かも)。七夕の日にちょうちん片手に浴衣姿で「ローソク出~せ」の歌を歌って、近所を回って、ローソク・お菓子・花火をいただくと言うほのぼのとした(準備している大人は大変?)ものです。まあ、地域によってはやったりやらなかったりで、道南のほうでは根強く残ってると聞きます。歌もいろいろ違ったりして・・・。ここ福島でも独特の行事がないか、調べてみたいと思います。7月は星空も綺麗ですよ!夏の大三角形でも探して願い事をして見るのも、ロマンティックでいいと思いませんか!
さて、6月のMVPですが・・・エントリーはノーツくん、ロックくん、パフィちゃん、テンちゃん、ナイスくん、カルくんです。
さて、受賞したのは・・・
ナイスくんでした。おめでとうございます!ナイスくんはあわてんぼうな泳ぎ方でしたが、とにかく一所懸命さが伝わってくるんですよ。お客様からも、「頑張れ!」という声援が一番多いんですね。最近は暑さで疲れ気味。体調をよく観察しながらやっていくことにしましょう。
では、今月は誰が受賞するのか・・・お楽しみに!(ASHI)
気づいていますか・・・プールのこんなこと・・・
先日、美浦(茨城)に行く機会がありました。曇り空で、それほど暑くない日だったのですが、美浦に近づくにつれて、蒸してくるのがわかりました。常磐も暑いけど、比較的過ごしやすいんだなあ、と肌で感じた1日でしたよ。今日は大雨。西日本のほうは半端じゃない降り方をしてるようで心配ですね・・・。
さて、今日もプールの話ですが、泳ぎの話はちょっと置いといて、こんなことに気がついてますか?ということでお話しますね。
まずはプールに入場する前・・・じっとして待っているのではなく、
このように運動してウォーミングアップをしています。急にプールに入って、動けなくなる馬や呼吸が思うように出来なくて鼻血が出る馬もいるんです。プールの馬を見つつ、運動場の方にも目を向けてみてください。中にはプールに入るのをわかっていて、抵抗して、きゅう務員さんを困らせている馬もいるかも・・・。
続いて、プールに入る前には、水をかけて慣れさせますが、最後に・・・
口元にホースを持っていくことに気がつきましたか?
これは、泳いでいる途中で水を飲まないようにするための予防です。人と違って口では呼吸が出来ません。、水が間違って気管に入ったりすると、私たちが思う以上に苦しくて、呼吸を乱すので危ないんですね。馬は前歯と奥歯の間に歯のない部分があります。そこに手を入れると馬は口をあけてくれますので、それを利用してホースを入れます。強制的に薬を飲ませなくてはならない時もこのような手段をとります。
さてさて・・・次は・・・
水泳中このような棒を持って、係の人が歩いているのに気がつきましたか?
写真の係員の右手・・・先は渦巻きのようになっています。おもしろい形をしてますね。これは誘導棒と呼んでいますが、壁によってくる馬や、ふらついて泳ぐ馬が安定した方向で泳げるようにコントロールするものです。特に壁にくっつくすぎると、壁を蹴ってけがする事があるので危ないんですよ。入水したら直ぐに、馬の口元のハミ環にかけやすい形になっています。
というわけで、普段は泳ぐ馬ばかりに目が行きますが、細かく観察するといろいろなことに気づくものですよ。・・・続きはまた、ということで。(ASHI)
元気な馬の姿が皆の励みになれば・・・
また、起きてしまいましたね・・・しかもまた新潟とは・・・。被災された皆様におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。励ましだけでは何もならないことはわかっていますが、1日も早く復興することを祈るばかりです。皆さんを元気づけ、勇気づけるものの一つとなってくれればと思い、常磐でケガと戦っている馬たちの写真を載せたいと思います。私も北海道の浦河という町に住んでいたことがありますが、地震の多い町でした。震度5クラスの地震を何度か経験しています。でも今は全国どこで起きてもおかしくない感じですよね。人ごととは決して思わず、日頃から出来る備えを確認したいと思っています。とにかく、元気出しましょうね!!(ASHI)